不安……なんです。

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 そんな私の様子には気付きもしないで、早川さんは私を上に乗せたままテレビを見始める。私の肩に顎を乗せて恋人みたいにイチャイチャと……  恋人?……まさかそんな訳ないわよね?だって私は早川さんから付き合ってなんて言われてないし。  私は今までセフレとこんなイチャつくようなことはしたことは無い。だけど早川さんはそうじゃないのかもしれない。もしかしたらセフレみたいな関係の私ともイチャイチャしたいのかしらね……?  そんな事をのんびりと考えてると、テレビに大好きな俳優さんの姿! 「やだ、名取君やっぱり素敵。メガネ男子、最高……」 「みぃはメガネ男子が好きなのか?昔は眼鏡の男は嫌だって言ってたのに。」  早川さんは私の小さなつぶやきも聞き逃さないのね、この距離じゃあ仕方ないけれど。 「それは子供の頃の話ですよね?大人になれば男性の好みも変わりますって。ああ、本当にかっこいい。」 「へえー、そうですか。」  うっとりとテレビを見つめていたら、早川さんから頬をギュッと引っ張られたの。  何だかちょっと拗ねてるみたいだし……もしかして芸能人にまでヤキモチ妬いてるなんてことは無いわよね? 「痛いんですけど……」 「そりゃあ、痛くしてるんだからな。当たり前だろ。」  当然のように言わないでよ、もう本当に何なの?ワケが分からないわ!
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