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「俺を挑発なんて、余裕見せて後悔しても知らないからな?」
早川さんの獲物を捕まえるような鋭い眼差しに、ちょっとだけ怯んでしまう。
何よ、灘川先輩相手の時はあんなに好青年を演じていたくせに……これが貴方の本性なのね?
美人な先輩と私ではあからさまに態度を変えられているようで、ちょっとだけ腹が立つわ。いいじゃない、その勝負受けて立つわよ。
「……させてもらおうじゃない?その、後悔とやらを。」
早川さんの脇腹を人差し指でツウッとなぞってみせると、彼も負けじと大きな手のひらで私の胸を鷲掴む。
何度も私の胸の形を確かめるように触れる手は、意外にも優しかった。揉みしだかれ先端を摘ままれると声が出そうになる。
簡単に白旗なんて上げないわよ?
私は早川さんのお腹に手をついて、彼を喜ばせようとイヤらしく腰を動かした。
「はっ……どうです?女性に動いてもらうのも悪くないでしょう?」
彼に降参させようと動きながら微笑んで見せると、いきなり両手で腰を掴まれた。
「そうだな、だけどやられっぱなしってのは性に合わないんでね?」
「な、なに?」
早川さんの言葉に驚いていると、ニヤリと笑った彼に下から激しく突き上げられてしまう。
「あっ!だめっ……動いちゃ…あ、ぁあんっ……!」
早川さんが私の腰を掴んだまま激しく打ち付けてくるから……普段は届かない、奥まで突かれて思わず声が出てしまう。
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