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おばあさんの衝撃的な過去
「私はね、実の両親に捨てられたのよ」
「捨てられた？」
「ええ。昔はよくあったのよ。口減らしっていうんだけどね」
しかも、おばあさんは、その時のことをよく覚えているという。
「私だって、捨てられたようなものです」
「じゃあ、同じね。あはははは」
なぜか、おばあさんは、ケラケラと笑った。
私は、少しイラっとした。
「何がおかしいんですか？ 今と昔じゃ、全然違うんですよ」
「私はね、その両親が憎くてねえ。殺しちゃったのよ」
！！！
「い、今なんて？」
「ええ、だから殺したのよ、両親を」
あははははと、おばあさんは笑った。
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