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木村の傷跡を、見た昴は木村のことを本当に好きになってしまった。
過去の男は、酷すぎる、傷跡、持病があるだけで逃げるなんて。
昴の気持ちは、いろいろなことを想像した。
昴が帰る日、木村が東京駅まで見送りに来た。
昴が乗る東北新幹線はやぶさ35号が、二人の時間を邪魔してくる、新幹線ドアが閉まり、昴と木村は、遠距離になってしまった。
新幹線は、二人のおもいを無視しながらどんどんスピードを上げていく。
昴は、窓の外を見ながら、木村との休暇を思い出した。
そして涙が溢れてくる。
青森の家に着く頃は20時を超えていた。
木村と連絡を取り合いその日は床につた。
翌日、昴は彼女との結婚を本気で考え始めた、まだ付き合って2ヶ月なのにもう結婚の話。
かなり早いが、木村のことを考えれば遅くないのかもしれない
1年後、木村は持病の悪化により、入院生活になった昴は、木村の家族から余命宣告を聞き、頭の中が真っ白になった。
余命宣告・・・半年・・・
このまま手術をしないと生きられない
昴は、結婚を決めた。
その日の家に、木村の家族に挨拶をした。
常識では考えられない異例の行動、木村の家族はもちろん反対。
娘がこんな状態なのに結婚の挨拶なんて
けど、昴は必死にお願いをして、結婚の了承を得た。
市役所に行き婚姻届をもらい、昴と木村のサインをした。
そして、結婚指輪を渡した。
それを、市役所に提出した。
病院に戻る昴、木村は涙を流しながら「ありがとう、昴」といった。
木村は手術をした、昴からのお守りをつけて
半年後、木村は手術と昴のおかげで回復して行き、ようやく退院した。
昴と木村は、異例な行動の結婚が今でも思い出になっていった。
二人の幸せは、余命がない永遠のもの
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