2人が本棚に入れています
本棚に追加
昴が、入社して4年が経つ。
昴は相変わらず仕事付けの毎日。
プライベートも順調で何不自由無く過ごしていった。
ある日、会社から帰ると、SNSのメッセージに喧嘩していた友人、木村からだった。
「ヤッホー昴元気?」
「なんじゃい!」
「最近どお?」
「忙しいよ。木村は」
「私も忙しいよ」
「そうなの。昴恋人は?」
「作る暇無く忙しいよ。木村は?」
「居ないよ」
「居ないんだ、てっきり友梨奈も結婚したし、福住も恋人居るし、小森江も結婚してるから、居るかと思ったよ」
「そうなのね。ここで提案」
「うぬ?」
「付き合わない?」
「誰と?」
「私と」
「はい?疲れてるから見間違いか」
「いやいや、マジ!」
「へぇ?木村がいいなら…」
「男ならはっきりせ!」
「よろしくお願いします。」
「うむ」
「とりあえず明日早いから寝る!」
「お休み昴」
「お休み」
と、急に木村からの告白を受けた昴。
翌朝見ても何回見てもこれは木村からの告白だった。
昴は、告白の返事をOKしていた
これは夢じゃないぞ、現実だった。
ひとまず落ち着いて出社、普段通り仕事をして帰宅、木村と連絡をして寝る。
翌日は、休みだった為木村と朝から連絡をした。
近々、2人はデートすることになった。
その事で話していた。
昴は、長期の休暇を貰い、神奈川に帰省した。
彼女は、地元神奈川に居るので休暇中にしか会えない
翌日、昴は彼女とのデートの待ち合わせの駅に着いた。
木村からの連絡は途絶える事無くひっきりなしにくる。
数分後、木村は待ち合わせ場所に来た。
「お待たせ昴」
「そんなに待って無いよ」と答える昴。
「嘘だー」と無邪気に言う木村
2人は、横浜の町をぶらぶらして、ショッピングを楽しんでいた。
昴は、木村に色々聞いていた、なぜ自分と付き合う事にしたのか
木村が「じゃ、ホテル行こうか。」と誘ってきた。
昴はおもはず「はぁ?急にどうして?」
「ホテルで話すよ、それと見たら答えがわかるよ」
と言われ昴と木村は近くのホテルに行った。
「とりあえず、シャワー浴びてくるね、汗臭いのは嫌だから」木村はそそくさとシャワーを浴びた
昴は、何が起きたのかいまだに理解できずいた。
会ってすぐにホテル、木村はバカなのか?
と思いつつ木村を待った。
木村がシャワーから出ると昴は、「俺も汗かいたから浴びてくる」といいシャワーを浴びた。
木村は、「ふうふぅ、気が早いんだから」と言った。
昴はシャワーを浴びて、着替えた。
昴は、いつでも泊まれるように予備の服を必ず持っていた。
そして、木村が居る方へ
木村は、昴に「じゃさっきの質問の答えわを教えるね」といいバスタオルをとった
上半身を裸の木村、そして、そこにはいくつもの手術の傷跡…
「私ね心臓悪いでしょ。それで30歳まで生きられるかわからないんだよね。で、ある日昴となら結婚しても幸せになれるて思ってさ思いきってあの日告白したんだよ。しかもね、今までの彼氏は皆、この傷見て逃げた。中には裸足で逃げた人もいるんだよ」と木村が言う。
昴は、「傷跡ならお袋もあるよ。お袋も持病あるし、木村も持病がある。結婚したいけど皆逃げて行く…それで俺を選んだ…」と声を震わせた
「やっぱりあんたも、持病持ちは嫌なんだね。」と木村が言うと昴は、静かに木村を抱き締めた。
「嫌いじゃないよ、高校の時は嫌いでも今は違うよ」と木村に言う。
木村は。涙を流した…
最初のコメントを投稿しよう!