1.僕が幽霊を見た話

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7月終わり。 大学の課題に追われ、バイトに追われ、インターンに追われ、疲れていたのかもしれない。 真夜中、お腹が空いたのと喉が渇いたのと、 まあ色々あって、 眠気に襲われ意識が朦朧とするなか部屋を出たら、なぜかリビングに幽霊がいた。 その幽霊は僕の初恋の女性にとてもよく似ていて、夢だろうなとも思いつつ、 「えっと…幽霊ですか?」 気づいたら意味のわからない質問をしていた。 その幽霊は戸惑ったような、慌てたような顔をしていて、あまりにも人間らしいその仕草と表情に笑ってしまった。 「変な夢だなあ」 そう呟きながら、僕は意識を手放した。
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