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7月終わり。
大学の課題に追われ、バイトに追われ、インターンに追われ、疲れていたのかもしれない。
真夜中、お腹が空いたのと喉が渇いたのと、
まあ色々あって、
眠気に襲われ意識が朦朧とするなか部屋を出たら、なぜかリビングに幽霊がいた。
その幽霊は僕の初恋の女性にとてもよく似ていて、夢だろうなとも思いつつ、
「えっと…幽霊ですか?」
気づいたら意味のわからない質問をしていた。
その幽霊は戸惑ったような、慌てたような顔をしていて、あまりにも人間らしいその仕草と表情に笑ってしまった。
「変な夢だなあ」
そう呟きながら、僕は意識を手放した。
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