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パンナコッタ立花
上手 パンナコッタ立花
下手 客
明転
パンナコッタ立花「やあ、こんにちは。パンナコッタ立花だ。このまえ、たまには自炊をしようって手際よく鶏肉料理を作ったんだ。えっ? 何を作ったかって? 段取りよく調理する鳥料理。そう、ダンドリーチキンさ」
客「あははははは」手を叩き笑う。
パンナコッタ立花「そしたら思いのほか上手にできたからそれから毎日段取りよくダンドリーチキンを作っては食べているんだ。えっ? さすがに毎日は飽きるんじゃないか? そんなこったない。はあい。パンナコッタ立花です」くるっと回ってダブルピース
客「あははははは」手を叩いて笑う。
パンナコッタ立花「パンナコッタこのまえ、ジャマイカのとなりのジャナイカってところに旅行に行ったんだ。そこで名産のジャナイカジャナイカっていうイカを食べたら、食中毒になっちゃったんだよ。だからジャナイカの内科に行ったんだ。そしたらこういわれたんだ。食中毒じゃなくて胃潰瘍じゃないかって。そんなこったない。はあい。パンナコッタ立花です」さっきとは逆にくるっと回ってダブルピース
客「あははははははは」お腹を押さえながら笑う。
パンナコッタ立花「さっきからくだらない話ばっかりないじゃないかって。そんなこったない。はあい。パンナコッタ立花です」屈伸をしながらダブルピース。
客 無表情でクスリともしない。
パンナコッタ立花「はあ」ため息をつき、ポケットからお札を取り出し客に渡す。
客「あははははははははは」パンナコッタ立花を指さし笑う。
パンナコッタ立花「もうお金がありません」頭を深々と下げる。
客「そんなこったない」手を差し出す。
パンナコッタ立花「いや、本当にないんです」
客「そんなこったない」手を差し出しながらパンナコッタ立花に一歩近づく。
パンナコッタ立花「勘弁してください。本当なんです」
客「そんなこったない」パンナコッタ立花の頬をビンタする。
パンナコッタ立花「本当なんです」
客「そんなこったない」手でジャンプしてみろのジャスチャーをする。
パンナコッタ立花 無言でジャンプする
客「そんなこったない。そんなこったない」ジャンプに合わせて言う。
ゆっくり暗転
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