スロットデビュー

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僕の金銭状況に母が違和感を感じだした。 母「最近ご飯もあまり食べないし、 学校にもあまり行ってないよね? パチンコ屋さんに行ってるのは知ってる けど… なんかあった?」 借金をしていることは隠していた。 心配するのもわかってるし、 だからといって我が家は金銭的に余裕があるわけでもない。 僕は私立大学に通っていて、大学受験を控える弟もいた。 ただ僕ももう自分でどうすることもできなくなっていた。 僕「…いや…実はね… ほんとに言いにくいことなんやけどね… 消費者金融から借金してるんよ。」 母「やっぱりね…。 明らかに様子が変やったしね。 それで、いくら?」 僕「70万。ただ、もう返すお金がない…。」 母「…わかった。 お母さんがなんとかするから。」 僕「まじ?…大丈夫なん?」 母「大丈夫じゃないけどなんとかする。 その代わりもう借金しないって約束して。」 僕「わかった。ほんとごめんなさい。」 そうして後日 母が70万円準備して借金を全額返済してくれた。 その時は どうやって70万円準備したのか知らなかった。 ただ社会人になって数年がたった頃わかった。 親戚に頭を下げてお金を借りたらしい。 ほんとバカ息子でごめんなさい。
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