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ずっと一緒にいたいから
僕は嘘をつかない
そんな嘘の言葉を彼は私に呟いた
彼は隠蔽に必死だ
隠すということは認めたことにもなるだろう
彼は素直な性格なのか
嘘が下手だ
すぐに わかってしまう
嘘をつくなら
バレない嘘にしてほしい
息を吐くように嘘をつく
まさしく彼
怒りを通り越して
ただただ悲しい
あたしの事を信用していないのか
あたしも信用していないのだから
お互い様なのだろう
いろんな嘘が嘘を呼ぶ
嘘に塗り込められた世界
彼の前での笑顔は作り物になってしまっている
彼の行動全てを疑ってしまう
その反面 感謝もしている
あたしの子供のために
一生懸命動いてくれている
穏やかに過ごすことは
とても難しいことなのだろう
また そう実感している
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