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「おっ、昼食の時間か!」
「作業も進んだし、飯にしようぜ」
「午後には母馬を引き入れて…そこからが大変だな」
スタッフたちは、道具を道具置き場に仮置きして次々と馬房を去っていく。
「今日の定食は何だろうな?」
「久しぶりに、産地直送の牛肉が食べたいよ」
「お前は健康診断で引っかかったんだから、野菜飯だろ」
「ひっでえな…」
ひょっこりと顔を出したシュバは、何とも言えない顔をしていた。今の会話の意味が全部理解できた僕は一体何なんだろうと思っているようだ。
そのままシュバは第2ブロックの馬房を見て回った。どこもカギがかかっていないのは幸いだったが、名前の書かれている木札がまだ半分ほどしかかけられていない。肝心のカグヤドリームの馬房はどこだろう。
シュバは少し悩んだが、あることに気づいた。
よく見れば、古くからいる牝馬の順番になっている。残ったネームプレートを見てシュバは入り口から5番の馬房に入り込み、入り口側から死角となる場所に座り込んだ。
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