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次の日。 「美穏さん!ちょっと来てください!」 怒ったようにそう言う沙那ちゃんに引っ張られてこの家の共同スペースに連れていかれた。 「昨日のあれ、なんですか!いつもあんなに声大きくないじゃないですか!ほんとにどんだけ気まずかったと思います?」 「いや、わざと…じゃない、うん、ごめん。」 危な!わざと聞こえるようにしたんだよって言いそうになった。 これを言っちゃうと作戦が失敗してしまう。 「何してんの?」 「「うわぁ!!」」 びっくりして後ろを勢いよく振り返るとそこにはぶすっとした顔の怜生くんがいた。 足音が全く聞こえなかったから全然気づかなかった… 沙那ちゃんも驚いてる。 「あ、いやなんでもない…」 「え、何?俺に隠し事?許さないよ。」 「そ、そうじゃなくて…もう!わかったから!部屋行って話すよ…」 部屋帰ってこのままヤっちゃわないかな… なんて考えてたらなんだかちょっと勃ってしまった。 「そんなとこで棒立ちしてどうした?」 「んぅ、ちょっと勃っちゃったぁ…」 そういうといっちゃんは俺をお姫様抱っこすると俺たちの部屋のベッドへ猛スピードで運んだ。 ぽすん、と放り投げられる。 「ね、早くシよ?…んむぅっ」 濃厚な深いキスをし、俺たちはいつも通りの激しさで情事に耽ったのだった。
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