告白

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告白

 その時は、突然訪れた。 「新川君。私と、付き合ってください!」  それは、中学からの同級生、宮下桂里奈からの突然の告白だった。  放課後の自転車置き場。  沈みゆく太陽。  高1の晩夏。  誰もいない。  差し出された白くて細い右手。  信じられなかった。
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