少女散文
2/6
読書設定
目次
前へ
/
6ページ
次へ
「雨の日に」 雨の日にカウンター以外誰もいない図書室で本を読むのが好きだ。まるで時間が止まっているような、私自身が本のページと一体化したようなそんな感覚になる。 どこまでも続く私の同じページ。ぽつぽついう雨の音。止まりながら流れ続ける私の時間。 「もうすぐ閉館時間ですよ」 ふいに声をかけられる。 窓を見ると雨は上がっていた。 世界が眠りから覚めると共に私の時間もゼンマイを巻いたように動き出した。
/
6ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
2(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!