少女散文
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「たしかなもの」 お祭りがどんな立場の人も、全てを包み込む魔法の国だとしたら、花火は華やかだけどあ、と思うまに消えてしまう泡沫の夢らしい。だからひとときも目を離せなくなってしまう。 どっかーんと打ち上げる打ち上げ花火が好きだけれど、あの子が好きな線香花火も大切にしたい。小さいけれど散っていくまで、最後までが物語。 だけどこの思い出だけは夢でも魔法でも散っていくわけでもない、たしかなものだ。
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