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◆前回までの簡単なあらすじ◆
あまり長いあらすじだと逆に取っ付きにくそうなので簡単に書いています。
余裕がありましたら前作を覗いてみて下さい。
司祭が主に司る国アストレーゼンのベテラン剣士ヴェスカは、司聖ロシュの補佐役であるオーギュに自分の故郷リンデルロームに嫁候補として一緒に来て欲しいとせがむ。
何故自分が嫁候補として紹介されなければならないのかと言いながら、休暇を利用してリフレッシュする意味なら構わないとロシュにも声をかける。
彼は二つ返事で行きたいと告げ、自分の護衛役のリシェと共に全員でリンデルロームへ向かった。
村に着いた際、オーギュは同じ魔導師でその身に召喚獣を宿すクロネに出会う。彼の身にはオーギュの召喚獣ファブロスと縁のあったディータが召喚獣として現界していた。
彼は話をするうちに自分達の力では入れない村の打ち捨てられた遺跡内に、魔法関係の道具など目ぼしいものがあれば持って来て欲しいと依頼する。
依頼の話をする最中ロシュの様子がおかしくなった事に気付くディータは、気を付けるようにオーギュに忠告した。
依頼を受けたオーギュは全員を誘い、例の遺跡へ向かうがロシュだけは姿を見せず、止む無く彼抜きで遂行する事に。しかし中には目的の物は無く、代わりに強烈な違和感を与えてくるロシュ本人の姿があった。彼は遺跡奥に置かれていた魔道具の一種によって操られており、司祭の立場で使ってはならないと言われている攻撃魔法を駆使し襲い掛かる。
それによってロシュの身には禁忌を侵したという意味合いで発生する堕落の証が浮き上がり、司祭の資格を失ってしまった。
仲間達との長い戦闘の後に正気に戻ったロシュは、証を付けたまま休暇を村で過ごした後アストレーゼンへと帰還する。
前回からの続きになりますので第十八章からの記載となります
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