一晩経って

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一晩経って

「涼に話を聞いて貰ったとはどんな話をして いたんだ。怒らないから聞かせて欲しい」 「私は本当に時雨に愛されているのか。私がほったらかすから見放されたのか自信がなかった。それと大事な話があるの」 「ん。何だ」 「妊娠したの。今の時期にと困ったけど。 産んでいいよね。私は時雨と子供を大事にしたい。あと星読みの仕事で生計を立てる」 「おめでとう。嬉しい。星読みとは何か」 「惑星の意味から依頼人の本質と特性を見極める。新しい方法。講座の案内人が良い人なの。 面白いから」 「そうか。幸が楽しいなら応援する。子育て と家事協力するから。ゆっくり休んで。 いつもありがとう。お疲れ様」  「ありがとう。時雨もお疲れ様」 「そうだ。今だから出来る写真撮っておきたい。もう少しお腹が大きくなったらマタニティ写真を撮っておきたいの。この間のシブ五時で 紹介していたから」 「なるほど。良いと思う」
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