第2話 神の試練

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僕は帰る前にシャワーだけ浴びにいった。 するととんでもないことが起きた。 どれだけ手を洗っても臭いがとれない。 石鹸を使っても全く臭いがとれない。 10分ほど粘ったが結局臭いはとれなかった。 恐るべし『トベラ』。 ホテルを出ると外はもう夜だった。 なんだかんだで5時間ほどホテルにいたのかぁ…。 戦意喪失している僕はふと空を見上げた。 雲一つない星空があった。 星が綺麗(きれい)だ。 彼女に駅まで送ってもらい、 帰りの電車で僕は手に残った悪臭とともに帰宅した。 神よ 今回の試練は青二才の僕にはハードルが高すぎた。 けど、 だからこそ僕は強くなれたと思う。 これからも見守っててください。
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