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「これ以上お仕事の邪魔はしません! 本当に申し訳ございませんでした!」
「あれ、もっと仕事してるとこ見たかったんだけど」
「いいから!」
スタッフたちの視線が温かいやら痛いやら。
アキくんの天然っぷりが今に始まったことではないのを知っているからだろう。
大変だね、またか、なんていう心の声が聞こえてくるようだった。
今日はそこに「よくあの神宮寺さん相手に」というのも聞こえるような気がしたけれど、あいにくのんびり気にしていられる余裕はない。
(……今日は本当に散々だった)
あの後、アキくんにはこってり言い聞かせた。
とはいえ、どこまで通用しているのか怪しい。
彼は自分のしたいようにするし、そんな姿が好かれ、望まれている。あまり私が舵を取っていいキャラではない。
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