契約は少し強引に

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 パシャ、と聞こえたのはシャッターを切る音。  それにあわせてくぐもった喘ぎ声と、ぎしぎしという軋むベッドの音が混ざり合う。 「っ……あ……っ、んんっ……」 「顔、隠すな」 「やっ……」  無意識に顔の前へ伸ばそうとしていた手を、強引に掴まれてシーツに縫い留められてしまう。  そして彼はまた、シャッターを切った。 「ぅ、あ」  押し殺し損ねた声が唇から漏れ出る。  繰り返される抽挿。私の中を広げては、抜けていく。  水音を響かせながら中を擦られると、こんなにも全身が痺れた。  奥をかすめて、そうして名残惜しげに引き下がる。ただそれを繰り返しているだけなのに、どうして甘い声が止められないのか。  また、パシャリと音がした。
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