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直前のお話(NEURAL OVERLAPさん)
https://estar.jp/novels/25704234/viewer?page=2
*
「ドリームチームよ、ドリームチームっ! ね? とっても素敵だと思わない? 」
望月先生の目は、この上ない程に活きいきと輝いていた。店主の話を、さも自分が語りきったといわんばかりの勢いだ。
――まずいわ。せっかく異世界から戻ってきたというのに。このままだと、また面倒なことに巻き込まれてしまう。部長として、ここは私が何としてでも止めなければ……!
意を決した涼子は、やんわりと断りを入れにかかる。
「あの……やはり危険ではないでしょうか。試練の旅に出るだなんて……」
「そもそも興味もないしな」
続く京太郎のストレートな言葉に、醤子も控えめながら こくこくと頷いた。
その横で邪美もこくこくと同意を表し――
いや、眠っていただけのようだ。
――ぱちん!
鼻提灯が割れ目を覚ました邪美は、再びチャーシューを食べ始める。それはもうこの世の全ての幸せを噛み締めるかの如くに。
「あぁ、美味しかったぁ」
名残惜しそうに最後の一欠片を飲み込むと、声高らかに宣言した。
「チャーシュー、最高っ(≧∀≦)ノ! 」
――と、その時だ。
突然辺りが真っ暗になり、空一面に稲光が走った――!
*次の頁へ続く*
(そういえば前回のお話で、邪美は居眠りしていたんだったわ!――と思い出し、一部修正いたしましたm(_ _)m)
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