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私はドアを開けた。
「どうしたんですか?こんな夜に…」
「パスポートを貰いに来た」
「パスポート??あ…」
「待ってて下さい」
私は彼を玄関先で待たせた。
彼のビジネスバックから取り出したパスポートを探す。
「あれ?何処に行ったのかな??」
私は辺りをキョロキョロ。
「おいっ!?まさか…ないのか??」
部屋を探し回る私に大声で問いかける。
「すいません…確か此処に置いたはずなんですが…見当たりません…」
「俺も一緒に探す…上がらせてもらうぞ!!」
彼は革靴を脱ぎ、部屋の中に入って来た。
「で・・・万葉は何処に置いたんだ?」
「だから…気安く名前…呼ばないで下さい…」
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