1809人が本棚に入れています
本棚に追加
私は玄関先まで社長と見送った。
「まぁ、カラダの相性は悪くなかったな…結構燃えたし…」
「社長!?」
「でも・・・俺の会社で働く社員だと分かった以上は…そう簡単…手は出せないな。浩明もそうだろうな・・・」
えっ?
「どうして?室長の名前が出て来るんですか?」
「ん、あ…別に…」
社長は言葉を濁した。
「だけど・・・仕事のパートナーとしてなら…いいかな?」
「!?」
「じゃあな…」
社長は不敵に笑い、手をヒラヒラ振って帰って行った。
部屋に戻るとテーブルの上にはパスポートが置かれていた。
追い駆けるのも面倒で、会社で渡すコトにした。
最初のコメントを投稿しよう!