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私は常務のスパイとして、社長の秘書に就く。
このままずっと…この会社で働きたければ…常務の命令を呑むしかない。
私は常務室を出た。足取りは重い。
社内の幹部クラスは社長派と常務派に分かれ、水面下では争われていた。
高崎社長がアメリカから呼び寄せられなかったら、多分…常務が社長に就くはずだった。
上手くいけば…社長派の勢力を弱めて、常務派の天下になっていた。
スパイと言われても…
私は激しくココロが揺れていた・・・
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