#3 また再び巡り逢うまで

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#3 また再び巡り逢うまで

それは突然の終わりだった、 星那ちゃんとの別れの後… 桔梗くんを解放して… ようやく終わると思ったのに… 恐ろしい事実を聞いてしまった。 確かにおかしいと思っていたの。 あまりにも足元が不安定で、 闇に沈むような気持ちが広がる。 「まぁ、お前はもう必要ない」 お父様の言葉が頭の中を巡った。 思わずTwitterの画面を開く… みんな楽しそう…ね… 今更だけど吐き出していいかな… 成宮くん… “” …拓海くん? こんな時間にごめんなさい、 話さなきゃいけないと思いながら、 言葉選びに今まで悩んでいました。 びっくりさせましたよね、… 怪我はもう大丈夫です。 …といっても、もう無理はできない身体になってしまったけれど、 …将来の自分には必要が無いものだと思うの。 私ね、もう学校に行く事が出来なくて… 卒業みんなで出来なかったのは悔しいけれど、自分がしてしまったことも考えたら… 卒業みんなでしたいなんて我儘言えるような環境じゃなくてね。 本当は、 拓海くんに会いたいなって 思ったりしてて… 三年生に上がって… はじめて誰かと話したり向き合ってみたのは… 拓海くんが1番最初だったから、 声をかけてくれたのが嬉しかった。 嬉しかったけど、 どうやって会話したらいいのか、 全然わからなくて… 迷惑をかけちゃったと思うの。 家のことでね、 過去に…大切な人を失ってね… それが怖くて、 家に逆らえなくて。 …私が誰かと仲良くして勉学を怠れば、 必ず相手は傷付くように… お父様が仕掛けてくるのよ。 最悪の場合は死に至ることもあったの。 それもあって、志騎高の… 三年生みんなと、 ずっと仲良くしたくても出来なかった。 拓海くんは覚えて無いかもしれないけど… 高1の時や高2でもね、ちょっとだけ拓海くんは私に声をかけてくれた事があったのよ。 何も言えないから、 ちゃんとした返事は出来てなかったし… 嫌いってわけじゃ無いのに、 突き放したような言い方をしたかもしれない… でもやっと三年生でお話できた事が嬉しくてね。 どうやったら仲良くなれるのか…考えたりしてた… 遊びに行くお誘いもしてみたかったけれど、 緊張して何もできなかった… 今更だけど、 ずっと仲良くなりたいと思っていたわ。 …成宮神社も… 拓海くんに会えるかもしれない、ちょっとだけ姿が見れたりするのかなって… わざとトレーニングの周回コースに入れていたの。 話せなくてもいいから、 1日が楽しくなるように、 拓海くんを見て元気をもらおうとしていた… 上手い言葉が出てこないけど、もっと早く… 拓海くんといろんな話をしたり遊んだりしてみたかった。 今の私の環境を全部捨てられたら、 ありのままの自分で… 拓海くんとお話しできたのかなって… 時々考えてた。 …ありがとう。 こんな感情をくれたのは、 拓海くんだけなの。 …… もう話せる機会は無いかもしれない、 この街を出る前に… これだけ伝えたかった。 …本当に、ありがとう。 …お元気で… … メッセージの送信ボタンを押すか押さないか指が震えた。 暫く迷ったけれど… 送ってしまってから気持ちが軽くなったように思う。 逃げてしまおう…全て… この気持ちからも、 この家からも、 全部私の宝物にして、 海にでも飛び込めばいい。 …電車を乗り継いで、海に来た。 昼過ぎの夏休みだというのに人気が少ない。 でも今じゃないから、 夜まで待とう… 適当に喫茶店に入ったり、 街の中を散歩したり… 道ゆく人を眺めていた。 みんな同じ人間なのに、 どうしてこんなに違うんだろう。 別に自分が不幸だなんて思ってない… つもりだったのに、 こんなにも押しつぶされちゃうんだ… 私って弱いのかもしれない。 携帯の電源は切っていた… …道ゆく団体の学生… …楽しそう… 夕焼けを眺めながら、 そっと電源を入れる。 通知の数は今まで見た事が無いくらいに 多かった。 …拓海くん…… 見るつもりじゃ無かったのに、 メッセージを開く。 … 痛いし、辛いだろうに連絡くれてありがとう。 家のことって選べないからさ、その辺で抱えてるもん、勝手に親近感感じて、3年なってから喋れるようんなって浮かれてた。 無理矢理連れ出すとか出来ればかっこいいんだけど、俺にはそんな力も度胸もない事が悔しいよ。そんなことできるぐらいならとっくに京極ちゃんは逃げられてるよな。 何もできなくて、ごめん。 話しかけたの覚えててくれたの?! 俺のが忘れられてると思ってたわ。 あれさあすげーキンチョーしながらどうしても話しかけたくて何回かチャレンジしてんの。 クールな子なんだろうと思ってたし、 俺声とか上ずってたっしょ?笑 だから返事されなくても仕方ないと思ってたし、俺としては話せたことだけでラッキーぐらいだったよ。 ……すげーー聞きたいこといっぱいあんのさ。脚後遺症のこんのかなとか、今後つったってどうすんのかなとか転校しちゃうって話とかさ。 でも、俺はこれが話せる最後のチャンスだとは思ってないから。 俺は京極ちゃんと話せるようになって、しっかり自分のこと考えられるようになったよ。自分の甘さとか、人を好きになることとか。教えてくれてありがとう。 俺卒業できたらしばらくこの街離れるけどさ、京極ちゃんが好きだっていってくれてた神社に戻ってくるから。 だから次会えた時に全部聞かせてよ。 またね。 … ………… 不意に涙が溢れていた。 会いたい。 私、逃げたの。 そう言ってしまいたい。 … そう思ったら他のメッセージも思わず開いてしまっていた… 返事をするわけでもなく、 ただ、見ていた… 見ていたのだけど… … … … “”何があったんですか?今どこいます?“” ただそれだけのメッセージに、 私は返事をしてしまっていた。 … 檀一郎くん、私ね… ずっと思っていたの… 貴方は、なんだか… 春輝に似ているような、 そんな気がする。 見た目とか中身とかじゃなくて… 時々くれる言葉… 頼りやすいの… なにか話をしたら、 …変わるのかな…? 私の迷いを打ち消すような強い言葉に 押し負けて、 結局檀一郎くんに会うことになる。 …学校近くの駅まで戻ってきた… …いつもの景色… …誰かに合わないように 24時間の営業をしている喫茶店に入り込み、 夜遅くに話しをするが、 檀一郎くんとは口論になった。 きっとその場にいた人も驚いたに違いない。 あんなに声をあげて怒ったことも、 人の前で泣いたのも久しぶりだった。 …… 心配してもらって、 自宅にお邪魔してしまったけれど、 安心して眠れた… 暖かい家って素敵ね… 檀一郎くんと話して、 私に出来る事が… まだ、あるんだと、 ひとつ考えを巡らせながら、 携帯をそっと握りしめた。 … 檀一郎くんの家を出て… 春輝に“あるお願い事”をした… これが最後だから、 依頼を受けてほしいと自分の通帳と印鑑を渡す。 深いため息をついて 「わかった」と言うも通帳を突き返された。 「それは、俺にとって願ったり叶ったりだから協力する。」 そう言って困ったように笑っていた。 この計画は春輝にとって、 さらに不利な状況になる事だと言うのに… ただ、今の私に出来る事だから。 「「ありがとう」」 2人で同時に被って言うと、 中学時代に戻った気分で 笑ってしまっていた。 … 次の日、 私はもう…やることを決めていた… 何処へ行くとか、何をする、とか… ただ、願掛けがしたい。 何度も訪れていた成宮神社の階段を上る。 …来てしまいましたね。 どうしても、 ここに来たかった。 “”辛くても、苦しくても、 ここに来れば、 貴方に元気をもらえたから。 ありがとう、拓海くん。 お返事出来なくて… ごめんなさい。“” 夜暗くなってきた所で 神社は思ったより静かだった。 お賽銭箱前まで来ると、 なんだか懐かしくなる。 「いつも貴方に会えるかなって期待して祈ってたのよ。 でもね、1回も会えることは無かった… ……お願い事って本当に叶うのかしら?」 願掛けをするつもりだったのに、 何故かこの神社では拓海くんの事しか 毎回祈ってなかった… “拓海くんに会いたい” 会えますようにとか、じゃなくて… 今日は「会いたい」と自分の気持ちを強く願った… 会ってどうすることも出来ないけど。 「ッ居た!」 思わず祈る手が解かれ、 ハッとして振り向くと、 膝に手をついて息を整えながら私の方へ向かってくる拓海くんの姿があった。 夢かしら… 「……なんか、来るような気がして」 声がはっきりと聞こえて現実だと思うと、 心臓がいつもより早く脈を打っているような気がした。 「なんで…?」 小さく呟いて、何を話せばいいのか頭の中が真っ白になる。 会いたかったけど会いたく無かった。 まさか来るとは思わなかったから… 「はじめて…叶っちゃいましたね……もう、いきます…御免なさい。」 走り去ろうとしたが、直ぐに手を掴まれた。 「ちょっと、待って」 足を怪我していたから無理に走れないし、 なんでこんなときに…悔しい… 後ろめたい気持ちから目が合わせられない。 「今までどこに居た?家は抜け出してきたの!?……脚は……」 私が困った顔をしていたからか拓海くんは手を離して「ごめん。……ほんとに、行くんだな」なんて寂しげに言う。 …どうする?… 私は… もう今は何もないじゃない。 逃げる必要なんて…無い… 「出てきちゃいました…もう、帰れません。」 小さく呟くように言ったが、 続け様に話出したら、言葉が止まらなくなった。 「特に行くところは無くって…脚も… いずれは治ると思いますが…今は使い物になりませんから…よかったら、少しお話し…しましょうか……拓海くんがよかったらですが。」 またいつもの様に、私は嘘をついてる。 慣れてしまってるんだ…嘘をつく事に。 もう、行く場所は決まっている。 「わかった。 境内だと人が入ってくるかもしんねえから、裏側の縁側あるとこまで行こう。 脚辛かったら、掴まっていいから。」 こんな私に手を差し伸べてくれる。 「ありがとう…お言葉に甘えて…」 後ろめたさから、 そっと袖を掴むだけにした。 縁側に移動して座ると、 拓海くんから話し出してくれる… 「まず確認な。 家は出てきた、もう戻れない。 んで、特に行くところはない、つったよな、さっき。 急いでたから、どっか行くとこ決まってると思ったんだけど……」 家を出たばかりの時は無かった。 行く場所もなければ、 これからどうしようか迷っていた… でも、檀一郎くんと話して見つけた。 …やりたい事はあるの。 拓海くんの読みは当たってる。 「探されているのかと思ったら…どうやら違うみたい…もう…ワタクシは不要なのかしら… ずっと家のために耐えたりしながら生きてきていたから、どうしたらいいのか分からなくて。 …でも、 …まだ分からない… …このまま遠くに逃げてしまおうとは思っていたのに。」 これは、本心も含まれていた。 逃げてしまおうと思っていたのに… 嘘をついてないで、言ってしまいたい… “やろうとしてること” ここまできても…私は口にできないのか。 もどかしくて、苦しい。 すると、拓海くんは私から目を逸らして、 遠くを見つめた。 「卒業まで、学校行ったらフツーに会えると思ってた。 まるみ屋さんとこ行けば、学校行けば、会えるんだって思ってた。 そんなことねえこと、充分わかってたはずなのに。 だからこの間……最後って連絡来た時、すげぇ嫌だって思った」 …え?…その言葉には驚いてしまった。 だって、送ってくれたメッセージには… そんなこと書いてなかった… 送り出してくれるような イメージだったのに。 …… …私も何か言わなきゃ… 少しでも、心を開けるかな? 「……そうね、人っていつ死ぬのかさえ判らないもの…明日があるとは限らない。 当たり前に思えること、 いざとなってみないと… 気づかないものよね。 御免なさいね… 勝手に突き放すようなメッセージを送ってしまって。 自分の置かれた状況に 動揺しちゃって… つい、感情的になってしまいました。」 先ずは謝罪の気持ちを伝えたかった… 急にあんな文を送れば…みんな心配する。 心配して欲しかったわけじゃないのに結果、 自分の首を締めていた。 「感情的にもなるよ。 …つらかったね。怖かったでしょ。 よく、耐えたね、今まで。」 急に優しく言うものだから、複雑な気持ちになって感情がぐちゃぐちゃになりそう。 言いたいのに…なんで言えないの… そんな自分が嫌いだけど、根強くそうやって生きてきたから本当の事が中々口に出せない。 「怖いというよりは、疲れてしまったのかしら…でも不思議なの。 なんだか、 家を出てからの方が… よく眠れるから… …優しいわよね… 拓海くんにそう言われるの… 悪い気はしないわ。」 わかってるよ…拓海くんは優しい。 こんな私に優しくしてくれる。 だから不安なのかな? 甘えそうになる自分がいる事が苦しい。 「家だと、安心できてなかったのかな。 勝手なイメージでさ、クールな子だと思ってた。だから特段気にしてなかったけど……最近ちょっと雰囲気変わったよなーと思ってた」 変えてくれたのは拓海くんに… それに、みんなが居たからだ… 「そうね、 家に帰ると…いつも息が詰まりそうでした… 当たり前だったけど、 そうじゃなかったのかもしれません。 ふふ、 拓海くんと話してる時は、 息がしやすいのよ。」 嘘じゃない。 ずっと思っていた、 当たり障りない会話をしてる時は本当に楽しい。 私が心開けない時だけ苦しくなるんだ。 どうしてこんなに臆病になるんだろう。 「聞いて?…私ね…檀一郎くんに怒られてしまったのよ。」 「怒られた……? 檀一郎ってやつ、怒らなさそうなのにまたどうして」 …そう言われて喫茶店での会話を思い返す…ーーー “あの、俺言葉選ぶのがどうもうまくないみたいで、だから率直に言いますけど そうやって全部一人で背負いこもうとする感じ、腹が立ちます 私の所為でって言ってますけど、 別にゆかりさんが望んでこうなったわけじゃないでしょ。 未来のことなんて誰にもわかりません。 だからどうしたって予想外のこととか、 本意じゃないことだって起こります。 それなのに、 そういうどうにもできないことも全部自分の所為にして、 耳塞いで、周りにいる人間の想いを聞かないようにしてませんか。” その通りだった… 見透かされている… 私は自分の気持ちからブレたくなかった。 1人で頑張るしかないって思い込んでいた。 ……悔しくて自分の感情のまま、 ぶつけた言葉は今考えると本当に自分の事しか考えて無かったように思う。 “じゃあ… どうしろっていうのよ… どれだけ足掻いても… 必死になって戦っても、 お父様は止まってくれないの!!!! 殺したいくらい憎いわよ… あんな人、、、 早く死んでしまえばいの、、、 悔しいわよ、 乗り越えたいのに… 努力しても届かない…、、 いっそ私が死んでしまえばいいのに、 誰にも出会わなければ良かったのに、 醜い姿のまま、 誰かに虐められていたあの時のままで生きれば良かったのよ。 こんな感情… 生まれなきゃ良かった、 まだみんなと遊びたいなんて… 思わなければ良かった!!!! …苦しいの” 私の言葉を聞いて、 檀一郎くんは優しく語りかけてくれた。 “どうしたら正解かなんてぶっちゃけわかりません。 俺はきっと恵まれた環境で生きてきました。 だからゆかりさんの境遇を想像したところで、100%理解することはできない。 だからこんな風に言うのはただの綺麗事で、 理想論で、偽善だと思われるかもかもしれません。 でも全部諦めて八方塞がりになって、 なのに肝心なとこで周りを頼らないじゃないですか。 そんなの、もし俺が昔からの知り合いだったら嫌ですよ。 助けたいって思います。 それに自分が死ねばいいなんて… 自分の命すら大切にできない人が、 誰かを守ることなんてできないと思います。 言ったでしょ? 人の感情なんて簡単にはバランス取れないんですよ。 迷って苦しむけど、楽しいことだって起こる。 遊びたいって思うことの何がいけないんですか。 それってつまり、ちゃんと生きようとしてるってことでしょ。 俺はそーやって足掻いてるゆかりさんの方が腹立たないです。” …足掻いた方が…私らしい…か… 私ってなんだったのかしら…? 親の言うことばかり聞いてきたから… その答えが直ぐには思いつかなかった。 でも、これだけは言える… 拓海くんに向き直って、 私は真剣に話しだした… 「私が不安定だったからでしょうね… でも、親に怒られるより何倍も嬉しかったのよ。 おかげで、私も怒ってしまってね…スッキリしたの。 拓海くん、 ごめんなさい… 私、… きっと今までたくさん… 酷いことをして来ましたよね。 勝手にね、拓海くんと仲良くなった気でいたの。」 そう、全部自分勝手だった。 どうやったら拓海くんと仲良くなれるのかなって、不器用ながらに必死だった。 それに嘘偽りは無かったの。 「よかったじゃん。 怒るとこ想像できねえなぁ。 ……なんか悔しいけど 俺も少しずつ仲良くなれてんのかなとは思ってたし…… 酷いことされた覚えまったくねえんだけど、 なんで謝んの?」 …あれ?違ったの?… じゃあどうして? 私だけが浮かれていたんだって… 楽しかったのかなって思っていたのに。 それに… 「悔しいのですか?」 何が悔しかったのか… 拓海くんが何を言っているのか… よくわからなくて…疑問ばかりが浮かんだ。 ありのまま話そう、 もう怖がった所で仕方ないもの… 「あまり感情的にならないようにと思って我慢していたからかしら…? …私ね、きっと自信がないの。 だから、急に臆病になって、 人からもらえる優しさにも怖くなって… 誰にもね…頼れないの。 それが不快だったみたい… でも、言ってもらわなきゃ、 ずっと気付かないままだったかもしれないから、 …言ってもらえるのって有難い事なんだなって感じたわ。 … 謝るのは癖なのよ、 前に拓海くんから謝るのは無しって言われたのに… 家族に怒られてばかりだったから、… すぐ口にしてしまうの。」 …   「拓海くんにね… 嫌われたのかなって思ったり… あと… 私は拓海くんとお話し出来るのは嬉しかったけれど、 他にもお友達がたくさんいるでしょ?……… 彼女もいるみたいだったから。 …遠慮してました。 夏祭りとかもね、 声かけてくれたのは… 嫌そうに見えたかもしれないけど… とても嬉しかったのよ。」  …一方的に話してしまったけど、 拓海くんは私の声に耳を傾けてくれていた。 私が話し終わると、もう一度繰り返す。 「くやしいよ。」 強く真剣な言葉…やけに強調するものだから、緊張してしまった。 「最近、色んな奴と喋るようになったみたいで、 よかったじゃんって思いが半分と、 悔しいのが半分。 だっせーの俺。ヤキモチやいて。 勉強できてさー、 人のことちゃんと考えてて、 自分のこともしっかりやってて、 俺からみたら尊敬するところばっかりだから、 不思議には思ってたよ。 もっと胸張っていいのにって。 嫌うわけないじゃん。 そっか、…… そう思わせたなら謝るのは俺の方だわ。 ごめん。 タロちゃんとか、オリとか、3年の奴らとも話すようになってたから、別に俺じゃなくてもいっかなって思って、 ちょっと声かけたりするのはやめてた。」 拓海くんの話終えるのを聞いて、 正直混乱していた。 どう言ったらいいのか… ヤキモチ? …? 拓海くんが思ってる以上に私の方がヤキモチを焼いていたんじゃないかしら。 「じゃあ、私の方が… もっと前からヤキモチ妬いてましたね… 私、高校1年生の時に、 この神社を見つけたの… 拓海くんとぶつかって、 目があったのは… あの日がはじめてで… その日以来、この神社に何回もお願いしてた。 拓海くんの事。 1番最初は… 髪の毛早く生えますように… なんてね、お願いしたのよ。 …ずっと… 男の子たちが楽しそうにしてるのを見ながら…いいなって思ってた。 拓海くんとずっとお話ししたかったの、… 本当に…ずっと前から… きっと人をよく見てしまうのは過去虐められていたからね… 話す人もあまり居ないから、 ずっと人を見るしか出来なかった…それでなのよ。 でも、 ありがとう… 尊敬してもらえるのは嬉しいわ。 みんな話しかけてくれますけど、 きっかけを作ってくれたのは 拓海くんだったと思うわ。 ……いつも… 気にかけて声をかけてくれていたでしょ?」 拓海くんへの気持ちをありのまま話す。 思えば高校1年生の時から優しくしてくれていたのよね。 すると急に… 「ぶはっ、何そのお願い! まって!……っふふ、酷くね!?ってかもっと違うことあるだろーよ。」 拓海くんは今までに無いぐらい笑っていた… 私、おかしなこと言ったかしら? だったらいつも拓海くんの方がおかしな行動をとるし…目が離せなくて、面白い人なのよね。 「実は面白いよね京極ちゃん。 喋るようになるまで知らんかったわマジで。 ほんと早く…ってかそんな風に思ってもらえるんだったらもっとしつこく話しかけりゃよかった! 俺女子にそんな話しかけねえから 絶対キモがられてると思ってたもん。 おかげさまでここまで伸びましたわー。 俺別にきっかけ作るために話しかけてた訳じゃねーし 結果的にきっかけになれたのは嬉しいことだけどな」 …嬉しかったのは私の方だ… 遠慮していたのかな…お互い… 「酷かったですか?… みんなから、揶揄われていたから…早く伸ばしたいのかなって!…あの時目立っていたし! …なにも無かったの、あの時は本当に… 願いたい事が思いつかなくて… でもその日からふと、 神社に来ると拓海くんを探したりしてました。 なんでかしらね… 髪の伸びる経過を見たかったのかしら。 …昔は、よくね… まるみ屋商店で遊んでましたのよ? ゲームもやるし、お酒を飲んだり、タバコも吸うし、喧嘩ばっかりして… 髪も金髪だったし… 服も露出が多くて… 中学生の時は荒れていた… 拓海くんと話すのは楽しいから気持ち悪くなる事は無いですし、 きっと…彼女もそうだったんじゃ無いかしら? モテるのかなって思っていましたし。」 私が話し終えると 「シキコーに坊主いねえしな… 順調に伸びたっしょ。 へえ!やんちゃしてたんだ?かっけえじゃんなにそれー。見たかったなぁ。」 なんて、まだ少し笑い気味に言う拓海くんに、 あの頃より伸びた髪が気になって私は不意に手を伸ばして触れた。 「そうね、 凄い長くなりましたね… 今日も成宮神社はお願い事を叶えてくれたから、 願えば必ず叶うのかもしれません。」 私が笑いながらそう言うと、 髪に触れられて拓海くんは驚いていた。 触れるの嫌だったのかしら? 「モテると思う?これが?… あと誤解してるみたいだから言っとくけど彼女いないからな…なんのお願いしたの?」 みんな彼氏や彼女… 恋人じゃなくても指輪をするのかしら…? …指輪………? あれ? 拓海くんの手を見ると指輪が無い。 何故…どうしたのかしら… 「あら?指輪…ないのね? ずっとしていたから、 てっきり…気を使ってました。」  …拓海くんは困った顔をして話しだす、 「あー、指輪、あれね、 よく神社に来る奴がいて、ちょっと変わった子で。 事情あって友達いたことなくってさ。 色々勘違いしちゃってるみたいなんだけど、 それこそ俺がはじめてまるみ屋さん行った時、 すげー急いでるタイミングで渡されて、 断ろうとしたら泣きそうんなっちゃって… とりあえずその場しのぎで付けてからなんか外せなくて。」 …優しいな… 私が同じことをしたら、 拓海くんなら付けてくれるのかも。 でも、外しちゃったんだ… 何で…だろうか。 好意をもらえるのって嬉しく無いのかな? 「もしかしたら、みたことあるかもしれませんわ…そうでしたのね…ふふ、なんだか面白いわ…」 余計なことばかり考えて、 考えるたびによく分からなくなる… 拓海くんの膝にフワッと頭を乗せた。 優しいから、これぐらい許してくれる? 「知らないことばかりね… なんだか、疲れちゃったから暫くこのままでもいい?」 拓海くんの表情は見えないけど動かずにいてくれた…いいってことよね…? … 「私ね…今日は拓海くんに、また会えますようにって…願ったの…すぐに叶っちゃいました。」 目を瞑りながら言うと拓海くんが話しだす。 「花火大会の会場ついてさ、これから始まるって時に、なんか…戻ってきた方がいいような気がして……戻ってきた… 会いたいって思ってくれて、ありがとう。 もう、ほんとに会えないと思った」 なんて言われ、普通に話せてることも嬉しかったが、花火大会と知って思わず目を開けた。 「花火大会だったのね… すっかりそんなこと忘れてました…音だけでも聞こえるかしら?」 私がそう言って空を眺めていると、 「戻ってきてくれて、ありがとう」 と言いながらそっと頭を撫でてくれた。 なんだか心地いい。 「…デカいのあがれば音聞こえるんじゃねーかな………ずっと綺麗だなって思ってた。髪。」 こう言う時って…なんて答えたらいいの? 暫く私が黙っている間、 拓海くんがそっと私の髪の毛の毛先を掬って指に絡めているのがくすぐったくなってくる。 「ずっと見てたのになんで気付かなかったんだろうな」 小さく呟くような声だったけど、 確かに聞こえた。 この距離だもの、聞こえないわけがない。 何を答えたらいいか判らないから、 花火に集中した… 「そろそろかしら?…」 拓海くんの左手をじっと眺めていたが目を瞑ると、 余計に右手で髪が触られてるのを感じてしまって恥ずかしくなった。 「ふふ、何だか擽ったいわね… 髪触られたのはじめて……気付かなかったって…?」 私が拓海くんに質問をしようとした瞬間、 花火の音だけが暗い空に響いた。 見えないけど、なんだか嬉しい。 花火を聞くとあの曲を思い出す。 「…あ、花火の音… 私ね…あの日…海にいたのよ? 拓海くんが好きっていってくれた曲を聴いてた時。 一緒に花火見れたら良かったのに… でも、音が聞けただけ良かったのかな…?」 拓海くんが私の髪を触るのを止めた。 ……あら?何か不快だったのかしら? 「…拓海くん?」 …寝たままの身体を少し拓海くんに向けた。 …思わず顔を覗きこむと、うまく表情は見えなかったけれど… 「好き……」 不意に一言… 花火の音のする方を眺めて拓海くんが呟いた… 時が止まるような、ほんの一瞬のこと。 …拓海くんが視線落とし私に目線を合わせて、 「好きだよ俺…京極ちゃんのこと。」 なんて言うから、 …思わず身体を起こす。 好きって言葉には、いくつかある…でも… 何だろう、こんなタイミングで言うのって… 私が今まで幾つか見てきた映画のワンシーンみたい。 …まさかそんな訳…… 「えっと…それは…お友達として…ですか…?」 思わず手で自分の髪を触り少し頬を隠してしまう。 お願い…、〝友達として‘’って言って? 「なわけないじゃん」 思ったよりも早く私の気持ちにかぶせるような言葉… 「話しかけてまくってたのも、神社来てんのみてたっつーのも全部…好きだからに決まってんじゃん」 …好きだから…? …ずっと…その時からって… ………高校1年生から? 「ありがとう…あの…どうしましょう……」 思わず拓海くんの胸の中に飛び込んだ。 どうする?どうしたいの? 「おわっ」と驚く声がして… 間違っていたかな? 今私…どんな顔してるだろう。 なんだろう、暑い。 恥ずかしい。 さっきまで夏の暑さなんて感じてなかったのだけれど… 「私、友達になれたらってね…ずっと思ってた…いつかちゃんと話してみたいと思ってて…」 なんて答えるのが正しいの? …正しいってなんだろう。 答えに正解なんか無いのかもしれない。 「……でも、嬉しい……」 ぎゅっと私が袖を掴むと拓海くんは 左手を背中に回して頭を撫でてくれた。 急な温もりに飛び込んでしまった恥ずかしさが更に増す。 「友達にしてはさー。 弁当作ってくれたりさー。勘違いすんじゃんって思ったから、だからちょっと距離おいたのはあるよ。」 拗ねたような口調で言う物だから。 子供っぽくて可愛いなんて、 微笑んでしまった。 「お弁当は… 仲良くなってみたかったから…どうしようかなって、必死だったの…緊張したのよ? 私ね、本を読むのとか映画を見るのが好き。 ずっとお友達が出来なくて、 1人で見てた。 物語の主人公は色んな経験をしていって、 いろいろな感情が芽生えていくでしょ? 怒りや悲しみ、喜びや楽しみ… その中で何度読んでも愛や恋はずっと読者だったから… 無縁なものかなって思ってたの。 お友達になる事がまず、 難しかったから… だから、凄く…今ね、 胸が脈を打つの…」   ありのままでいい、私の気持ちを伝えよう… ちゃんと体を起こすと拓海くんと目が合う。 「これが恋なのか…愛なのか、 私には分からないけど…拓海くんの事は好きよ。 ……過去を悔いても仕方ないけれど…なんだか悔しいわね…」 きっと今は上手に笑えてると自信を持てた。 幸せだと感じることができるから。 「もっと早く、つったけど 今だから言えたのかもしれないな。 徐々に仲良くなれるだろうって思ってた」 嬉しいはずなんだけど… お互い悲しい顔をしている。 「そうね…、 …もっと仲良くなりたい…とか、一緒にいたいとか…3年生の大事な時期で… ましてや、私は今行き場もなくて… 切羽詰ってから…今だから…なのかしら。」 「遅すぎるよなって思ったけど伝えられてよかった」 そう言って笑いかけてくれる拓海くんは、 切ないけれど… とても暖かい。 「拓海くん? …ずっと待っていてとは言わないけれど… 私がまたこの神社に現れた時…神社で無くてもいいの… どこかで巡り合った時に… もしまだ拓海くんの気持ちが変わらなかったら… 時々でいいから一緒に探してもらえるかしら。 拓海くんとなら、 いろいろな感情を集めていけるような気がするの… もし…この気持ちの答えがわかった時に… ちゃんとお返事したい…難しいかしら?」 私の中の欠落していた感情だから、 こんな風になってみて改めて考えさせられている。 まだ整理もつかないし、 すぐに答えは出ない。 今は友達からって…ことならきっと… 「ふふ…また遅すぎる…なんて… なっちゃうのかもしれませんけど… 拓海くんが…良ければ…」 待っていて欲しいなんて図々しいのに、 「いいよ」とすぐに返事をしてくれた。 「自分の気持ちに気づいた時に覚悟したんだ。 待つって。 今の俺はどうあがいたって子供で、 守るだなんてとてもじゃないけど言えない。 俺は自分と、俺の大事な奴らの為にも、自分の選んだ道を進むから 今はまだ見えなくても、見つけたもの、感じたこと、俺に教えてよ。 ほんとのゆかりを見せて」 遠くから聞こえて来る花火の音と、 優しい鈴虫の音色がこの瞬間を綺麗に演出してくれている気がした。 夏も終わりだな… 今すぐにでも「ずっと一緒に居たい」なんて、手を握ってしまいたくなるのを堪えた。 名残惜しいけど行かなきゃ… 「ありがとう…本当に…ありがとう… なんて…言ったら良いのかしら」 あと少しだけ私に出来ること頑張りたいから、 全てが終わったら戻ってくるから、 そんな風に考えていたら思わず少し涙ぐんでしまった。 「待っていてね…必ず会いに来るから……」 …最後かもしれないなら… …行動しなくちゃ… 拓海くんの手を私の両手で包み口元の前まで持ってきて目を瞑る。 そっと祈るように… “どうかまた、再び巡り逢いますように” 「ふふ…ずっと… 離れたくなくなってしまいそう。 …そう思ったから… 最初逃げるように去って行こうとしたのだけれど……」 話を続けたい…どうしようか、 言う?言わない? 「…?」 首を傾げる拓海くんを見て、 “言わない”という選択をした。 きっとこれが私なんだ… 頼るとか頼らないとかじゃなくて、 大切にしたい。 「何でもないの、あの…ちょっと目をつぶっていただける?」 幼いときにグリコのお菓子についていた、 おもちゃが大好きで集めていた。 ガチャガチャとかより、お菓子についてるおもちゃって昔から好きだった。 甘かったり塩っぱかったり、 お菓子にちょっとしたおまけがあると… また次どんなものが入ってるのか気になって買っちゃったりしない…? 集めたりシークレットを出そうと必死になって、 それって、今の私達みたいだなって思っていた。 何かを探して、見つけていくような感じ。 すれ違いもたくさんあったけど、 これからまた、見つけられるかな。 拓海くんは私に言われるがまま、 目を瞑ってくれた。 拓海くんの両方の肩に手を置くと、 緊張で震えてないか心配だったけど、 軽くで大丈夫、 これは…お菓子のおまけだから。 なんて思えば気持ちが落ち着いた。 額にそっと、優しくキスをする… 「ありがとう…またね…」 目を瞑ったままの拓海くんから、 ちょっとずつ距離を取る。 「ふふ…もう開けていいわよ? …名残惜しくなっちゃうから、…もう行くわ…」 私が背を向けて歩き出すと、 足音が近づいてくるのがわかって、 引き留められるんじゃないかと緊張が走ったが、その気持ちよりも速く 拓海くんは右手で私の左手を掴んで、 強引に振り向かせた… それは、ほんの一瞬で… 左手で私の肩を掴んだと思ったら、 唇が重なった。 おまけにしては… 何か…違う。 思わず自分の空いている右手で拓海くんの背中に手を回そうとしたのをやめて、 空気を掴む。 拓海くんが私から離れると数秒じっとこちらを見つめていた。 キスしたのよね…? …このまま、私がもう一度飛び込んだら… 迷惑? はじめての…キスなんてしたけど… こんなにドキドキするものなのかしら? もっとしてみたい… そっと一歩私から離れてくれたから、 その行動がなかったら、 飛び込んでしまっていたような気がして… 「いってらっしゃい」 という声に、現実に引き戻された。 「…ふふ、行ってきます…」 思わずそんな気持ちを誤魔化して、 そっと拓海くんの手から離れる。 寂しそうな顔だったけど、 拓海くんのくれた物は大きくて1番幸せだった。 …本当にありがとう… … 夜景が綺麗… 街を見渡しながらガラス越しに シャンパンの入ったグラスを撫でた。 柔らかな白のファーが私の体を優しく掴む。 冷房の効いた部屋、何不自由ない部屋。 ゆるりと部屋の隅でボールニシキヘビが私を見ていた。 「キスしてみる?」 そっと近づいてヘビに口付けた。 チロっと舌を出すのが可愛い。 「ねぇ、俺の子に何してんだよ。」 春輝が部屋の扉の前に立ちながら苛立っていた。 「この子懐きやすいのね」 「雑菌付くからやめろよな」 普通は人間に害がある方だと思うけど、 春輝にとっては逆だったみたい。 それもそうか…と、机に戻る。 並ぶ薬品を眺めながら資料に目を通した。 「これ、死に物狂いで取ってきたんだから…やってよね」 「わかってるわよ」 これが、今の私に出来ること。 終わらせなきゃ。 …終わったら、会いに行くからね… …拓海くん、そしたらまた… 私とお話ししてくれる? 傍にいてくれる? …足の傷を見ても怖がらないかな。 抱きしめてくれるかな? また… …そっと、自分の唇を撫で、 お気に入りの曲を流して、そっと口遊んだ。 END …… … はい、(胸に手を当てて どーーも!神条めばるです! 、、、…… はぁぁぁぁあ、 …これが、ゆかりシキケンラストストーリーになります。 いや、あの、あの…ね… 蔵さん(拓海くんの中の人)凄かったのよ← とりあえず話したい事が山ほど…なんだけど、ゆかりの話…星那ちゃんで終わりかな? なんて気分だったんです( )  でも、拓海くん… 実は、Twitterにゆかりが登場した当初から話とか一緒に考えられたら良いですねー!!ってしてきてて、、、 初回は妄想いろいろしたんだけど、、、 本当に、ゆかりの環境が悪くなって悪くなって、拓海くんもう絡めないんじゃないか…。!?? ぐらいの雰囲気まで出てました。 (リアルタイムにも動くから、最初に考えていた頃よりも急速に環境が悪くなってた。 春輝の所為でもあるんだけど← バランスをとっていくと、 そこがまた難題で… ごめんなさい蔵さんって気持ちとは裏腹に… まっ、まって、、、 なんだこの…なんだ!!! あ、あ、あま!甘い! ゆかり絶対こういうルート予想出来ないレベルだったんだけど、、、、、!!!? …リアルにDMで会話してたりTwitterの内容を全て拾い上げて出来た話なんで、 まとまりがよろしいようで(? 、、、中の人達のDMでお互い騒いでしまうカオスもありましたが(蔵さんが面白くて終始笑えたから良しとします) とりあえず、拓海くん…イケメン過ぎんか。 …ギャグっぽいイメージから大人になっていってるんだろうなって…感動したし、 ゆかりの方が子供では。 檀一郎くんもね、実はご本人様からのDMの言葉をまるっきり使ってます!!! 檀一郎くんの話を纏めるつもりでは無かったから、印象的だったのもあり、使わせていただいちゃいました。 シキケンメンズ…イケメン過ぎて… 中の人が無事に死にました。 …ゆかり、頑張れよーーーーーー!! DMの中に起きてるドラマが展開したら、 基本は壁打ちアカウントに時々投げていますが、 流石にこれは長過ぎて… ドラマ過ぎるし、、、 シナリオに纏まって良かったなぁと… 蔵さんから拓海くん視点で対になる小説も上がってます! サイトは、こちら!!! ↓ https://poipiku.com/935642/ 合わせて楽しんでもらえたら嬉しいです。 すれ違いが凄いけど、 やっと会えたね、、、 七夕が重なって年に1回くらいは会えるのかな(少ない) ゆかりの生存について、 ちゃんと匂わせるような? ラストにしときました! 、、、ご心配をおかけしてすみません。 シキケン生徒との話が全部終わったら、 その時にまた、いろいろ語りますね!!!! …ふぅ… ライフゼロだけど、 本当に幸せでしたーーー!!!! 蔵さんと拓海くんに感謝!!!! 長文だけど、それだけ深みを増した関係性なんじゃないかなぁと嬉しい限りです。 ありがとうございました!!!!! (頭を地面に擦り付ける 2人の未来は、どうなるのかな〜… ドキドキしますね。 拓海くん… いつまで待っていてくれるのかな??? (鬼畜) 早めに姿みせてあげたいですね。笑 頑張るぞ!!! ではまた。
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