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私の手の内のスマホを見たのだろう声をかけていきた2人組の男たちが、「うわー振られちゃったの。こんなかわいい子振るなんて、彼氏見る目ないね」なんて言っていた。っていうか、勝手にスマホ見るな!
無視を決め込んでいたが、とうとう腕を取られた。ああもう!苛立ちは増すばかりである。
「ほっといてもらえます?どっか行ってください」
軽蔑の込めた眼差しを向けた。しかし、それすら意に返さない男たち。
「俺達と遊ぼ~」
品のない笑い方に、虫唾が走る。よし、ここは大声を上げて逃げるか。そう考えていた時だった。
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