182. お坊さんはつらいよ!

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182. お坊さんはつらいよ!

54e10016-c53a-4425-8682-a1dd599feb4cタイランド Thailand 1994(バンコク Bangkok ) 本日はタイの首都バンコクから。 街中を貫くチャオプラヤー川の水上バス乗り場の待合所に佇む雰囲気のある若いお坊さんをキャッチしました。 なかなかのイケメンさんで恰幅も良く、僧衣の着こなし感も抜群ですが、それにも増してこの一枚から伝わってくるのは、背後に居並ぶ煩悩を体現したような今どきの若者たちとの見事なまでの対比です。 仏教国でるタイの男子は一生に一度は必ず出家するという習慣(短い人は数日間)があるそうですが、片田舎ならまだしも、東南アジア最大級の魔都バンコクにおいて、遊びたい盛りであるはずの若いお坊さんが教え通りのメンタルを保つことは、相当な努力とそれなりの覚悟が必要だと思われます。 いまはもうあらゆる欲望を寄せ付けない孤高の佇まいを会得したかに見える彼ですが、そこまでの道のりはきっと辛いことも多く決して平たんではなかったことでしょう。 27年後の現在、途中で還俗していなければ僧侶としてかなり出世していそうな…。 それくらいの雰囲気は十二分に感じられるお坊さんでした。 ちなみにタイのお坊さんは眉毛が全剃りなので、見た目がちょっと厳つくて、それだけでもカサ増しのオーラを帯びてしまいます。 同じお隣の仏教国のミャンマーのお坊さんは眉毛ありで逆に愛嬌がありますが、タイの全剃りはそちらと区別するために始まったとか…(所説あり) 00ec8682-c4e1-4e63-a964-6c9f6db808faこちらは同じ船着き場ですが、また別のお坊さん。 建築中の高層ビルを眺めるストイックな後ろ姿に惹かれました。 グローバリズムの到来で日々変わりゆく街の姿に世の無常を感じているのでしょうか。 またまたちなみに、タイのお坊さんは庶民から愛され大切にされているので、公共の交通機関(バス、電車、船)はみなフリーパスです。 仏教の種類も違いますが、日本とはえらい違いですね。 日本みたいに結婚もダメ!女の人に触れることも許されません! きびしぃ~!(>_<) おしまい 次回金曜日はラオスからです。 ※前回のお答えコーナー <→ルカさん> ブラックモンキー、本当にデカくて怖いんです!腰が引けちゃってスミマセン💦この時点でまだ結婚はしてませんが、すでにメロメロはなし!腐れ縁です。シュウとひかりには見習って欲しいレベルです(笑) <→梅さん> 猿の怖さ理解していただき助かります。その目を合わせないのが一番の対処法かも。株の下落を支えてくれた魔女のお婆ちゃんとラクダ🐪にはホントに感謝でした。 <→いでちゃんさん> 独り旅は気楽でいいのですが、二人になるとそれはそれで大変なのがよくわかりました。ウチの嫁、引きずらないタイプなのが幸いしました。二度目は遠くから「眼鏡外せ!」とアドバイスします(笑)いでちゃんも猿山とかに行かれる時は眼鏡に注意してくださいね。 <→花奈江さん> 花奈江さんはやはり理解が早いです。頭の中では猿に北斗百裂拳かました後、取っ組み合って筋肉バスターでしとめているのですが…。こんなこと書いたらギャラリーに叱られそうですが、もうピンチで男子が女子を救う時代は古いんですよ(笑) <→砂たこさん> 脚がすくむって、ああいうことを言うのだろうというくらい端で見ていても怖かったのです。サルに眼鏡とカメラは要注意!目を合わせないのが一番いいそうですね。「冷たい熱帯魚」プライムで今度見てみます。予告エグそうでした。(>_<) <→密原さん> デカい🐵、正直チビリそうになりました💦私、基本ビビりです。嫁はん切り替えの早い性格でいまも助かってます。 <→ふじ乃さん>177ページ お父様、凄い方なんですね。自由旅行がまだできなかったころのモンゴル、羨ましい限りです。モンゴル人のウオッカの飲み方、えげつないですから大変だったでしょうね。開高健のノンフィクションの文学賞、応募経験あります。もちろんカスリもしませんでしたが(笑) <→名波さん>152ページ 大分追いついてこられましたね。楽しみに待ってます。
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