187. スローボート

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187. スローボート

1013ccbc-5e5f-4244-a85a-5cc25d58c408ラオス Laos 1996 ( メコン川 Mekong ) 本日は紀行文『空色のスローボート』最終回を前にその船内のスナップ写真を紹介いたします。 表紙のカットに似ていますが、違うのはカラーであることと、被写体がもう一人増えていることで、主人公の一人であるゲイの青年が写り込んでいます。 もう少し細かいことを言えば食事中で、青年がしているように蒸篭(せいろ)で蒸したもち米を指ででつまみ上げ、バナナの葉の上の味噌を付けながらいただいています。 画面中央下の左側がもち米の蒸篭で右側が味噌の載ったバナナの葉ですね。 船長さんはハンドルを離せないので、後ろの助手である奥様にサポートされつつ。運転しながらうまくマイ蒸篭で食べていました。 見た目でもその狭さは伝わってくると思うのですが、貨客船ではなく貨物船だったので、人が自由にいられるスペースはほんとうにこんなもので、撮影場所から背後を振り向くと、柵越しににすぐ下の写真のような貨物置場になっているのです。 そこへさらに小生と村田さん(仮名)が予定外に加わっているのですがら、ほんとうに鮨詰め(>_<)! でも、そこでいただいた昼食は妙な連帯感からか、たいそう美味しく感じられました。 1eed388c-8054-4d53-94af-9dae92d53d67手前には屋根か壁に使用する建築材が大量に平積みにされ、その上にはモン族の家族が座っていたゴザが敷かれています。 最後部は動力のエンジン部と燃料を入れたドラム缶が横たわっています。 写真は船長と青年が慣れた手つきで軽作業を行っているところです。 たった二枚の写真で恐縮ですが、紀行文の船内の雰囲気はいくらか伝わりましたでしょうか? 昔はカメラもフィルムなので、残量と睨めっこしながら撮影もセーブ気味だったんだと思います。 まぁ、ビザと青年の件でそれどころではなかったのでしょうけど…(笑) では、明後日の日曜日で『空色のスローボート』最終回となりますが、青年とのどんな別れが待ち受けているのやら? どうかお楽しみに!! おしまい 次回月曜日は台湾からお送りします。 ※前回のお答えコーナー <→ルカさん> ルカさんの頬を緩ませてしまうとはネコ😼好きのスマトラのオッサンも侮れませんね(笑)見返りを期待しない素っ気ない態度って、意外にネコ😼たちを惹きつけるんですよね。ちなみに私は😼に嫌われるタイプです。 <→砂たこさん> これトイレだったんですね。写真では分かりませんが、撮影している私の背後がずっと渓流のようになっていて、そこで泳いだり涼んだりしている観光客が大勢いるんです。だから公衆トイレの管理人さんなのかもしれませんね。いつもながら、知らされる事が多くてありがとうございます。 <→梅さん> 私は♂なのでピンときませんが、こういうちょい悪風のオッサンがさりげない優しさを見せると♀はメロメロになるものなんですね。今さらですが勉強になりました。私もメロメロを目標にオッサンS日本代表を目指します! <→花奈江さん> 私自身はネコ😼に好かれるタイプの人間ではないのですが、被写体としてのネコとオッサンのコンビは恐らく最高の相乗効果があると確信しながら写真を撮っていたと思います。まさに鉄板ですね。 <→いでちゃんさん> アジアのオッサンSは全般的にカメラを向けても怒らないという共通の習性があるようです。普段から微妙な存在なので、稀に注目を浴びるのは逆に嬉しい事なのかも知れません。写真を撮っていてこれほどありがたい存在も他にありませんね。いまの私があるのは全てアジアのオッサンSのお陰であるといっても過言ではありません。 <→密原さん> 密原さん、体調すぐれないときにわざわざありがとうございます。くれぐれも無理はなさらず、こういう時は一方的にネコにゃんとオッサンで癒されてくださいね。 <→一花さん> 重さもそうですが、加速を狙うのに麦わら帽子はNGですよね。よくこのオッサンからこんなキラキラした娘さんが…って思っちゃいました(笑) <→> <→>
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