62人が本棚に入れています
本棚に追加
195. 雨水回収装置
ネパール Nepal 1993(ポカラ Pokhara)
本日はネパール第二の観光都市ポカラから。
せっかくネパールにきたのですから、街から一泊二日の軽いトレッキングにチャレンジしてみたのですが、生憎訪れた八月は雨季の真っただ中で、ヒマラヤの霊峰を拝むことは叶わず、けっこうな高さにある宿のテラスでのんびりと暇をつぶすことに…。
そのうち雨も降り始め、することも無くテーブルでうつらうつらとしていると、いつの間にか目の前の風景にちょっとした変化が…。
そう、小生が気付かぬ間に誰かしらが屋根の庇と左下のドラム缶の間に一本の長いパイプのようなものを渡していたのです。↓
恐らくこれは屋根から流れ落ちる雨水をドラム缶に取り込んで、生活用水に再利用するために編み出された雨水回収装置。
よく見れば雨の降る間もおねえさんが雨に打たれながら一生懸命に食器を洗っていました。
貯める分を考えて一滴も無駄にしたくないのでしょう(常に満タンにしておきたい)。
井戸や沢の無い高地ならではの生活の知恵。
蛇口をひねれば飲み水が溢れ出る日本ではまずお目にかかることがないこの光景、当時のネパールの生活風俗を知るという意味ではヒマラヤの絶景をより、よほど価値のある一枚を写し込めたように思います。
写真ではわかりませんが、結構強い雨がふっていました。
おしまい
次回水曜日の東南アジア編はタイのバンコクからです。
※前回のお答えコーナー
<→ルカさん>
分別が無いと何かと世間からつるし上げを食らうのが常ですが、面白い人生を歩むためにはその方がいいかもしれませんね。宗派にもよりますが、日本でも禅宗なんかは身の回りの仕事(掃除や炊事など)は修行の一環とみなされているようです。
<→梅さん>
猫跳寺、日本ではそれほどメジャーではないですが、欧米人には大人気なので観光客には慣れていたのかも知れません。お陰様で背筋の良い😼の写真上手く撮ることができました。ジャンプの写真だけではベタ過ぎますから。
<→いでちゃんさん>
おっしゃる通り、清貧という言葉がぴったりの凛としたお坊様。個室をあてがわれ、これだけの家具もあるのですから、もしかしたら猫跳寺の住職さまだったかも。ありがたやありがたやです。
<→砂たこさん>
確かにイレギュラーの扉を開けないことには面白い人生は始まりませんから、そういう意味では正解だったのかも。小説家でも写真家でも表現者には自分自身を曝け出す勇気を気概は必要ですから、修行僧と相通じるものは感じますね。
<→花奈江さん>
ウチは嫁さんに隠すモノだらけです(笑)、あと綺麗にしている部屋は招待されるとあまり落ち着かす、散らかっている部屋の方がお客さんは安心するといいますから、ぐちゃらまでもいいかと…。まぁ、限度はあるでしょうけど。
<→ふじ乃さん>
ミャンマーの場合はありがたいお坊様というよりは、その辺の暇な兄ちゃんやオッサンがコスプレやってますといった感じで、とても接しやすく好感がもてるのが特徴と言えます。他の国にはなかなかないノリですね。
<→密原さん>
図々しく侵入しただけのことはあって、なかなか良い場面を撮ることができました。糖尿はご飯食べるとすぐに眠たくなるので、そうやって糖質を消費しないとだめなんですね。よしっ!最近買ったハンディの掃除機で食後に猫の毛😼掃除するぞ!!
<→一花さん>
日常の中のひとこまを切り取る…←小生の写真道の最も大きなテーマ!ご理解ありがとうございます。
新城さん、ふじ乃さん、他ページにてありがとうございました。
最初のコメントを投稿しよう!