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196. BKシネマパラダイス
タイランド Thailand 1994(バンコク Bangkok )
バンコク中央駅にほど近い何の変哲もない路地が本日の舞台です。
ご覧のように道路を完全に封鎖して作られた一夜限りの映画館。
道の両端の家屋のベランダを上手く使って張られたスクリーンでは人気の香港映画を上映中!
うだるような熱帯の夜に路地に椅子をならべ思い思いに映画を楽しむタイの市井の人々を写し込んだ魅惑の一枚です。
アメリカ生まれのドライブインシアターには規模では到底敵いませんが、いかにも庶民的で人々の暮らしに溶け込んでいるという意味ではこちらの方が数段上のような気がいたします。
よく見るとスクリーンの先の道路にも観客がいて、その人たちは当然左右逆の映像を裏から見ていることになります。
手前でフィルムのロールを巻き戻している手伝いの子供たちも必見です!
香港、いや、アジアの名優トニー・レオン
『悲情城市』とか『恋する惑星』ありましたね。
『レッドクリフ』にも周瑜役で出てたなぁ。
上映中も映写機を入念にチェックするオペレーターのオッサン!!
所作がシブすぎます!!
こちらはまだ上映前の明るい時間帯の同じ路地の様子。
移動映画屋さん(?)、思っていたより簡単な重厚な装備でした。
こういう粋な文化、いまはもうはとっくに無くなっているんだろうなぁ。
あの時写真に収めておいて本当に正解でした。
おしまい
次回はカンボジアの首都プノンペンからです。
※前回のお答えコーナー
<→砂たこさん>
日本のように雨が降り過ぎて災害が起こる国もあれば、地に落ち川になる前の雨水でさえかき集める国があるということをこういう風景で思い知らされました。雨季ならばこれでなんとかしのげそうですが、乾季とかはどうしているのやら…
<→ルカさん>
洗い場だけは雨よけの庇があってもいいと思うのですが…。降っている間はどんどん貯まるので、残量を気にせずストレスなく使えるということなのでしょうけど、濡れて風邪ひいたらもっと高くつくはずなんですけどね。
<→いでちゃんさん>
中国から飛んでくる怪しい不純物にまみれた日本の酸性雨に比べれば、雨水は格段に綺麗だと思いますが、逆に雪解け水などはネパールの方が温暖で高地にも家畜が多いため生の飲料には適さず、こちらは日本の方が質は良いと思います。
<→梅さん>
わざわざ水汲みなどが不便な山の上に住んでいるのですから、牧畜をしているなどそれなりの理由はあると思いますけど、隠密裏に大麻や薬物の原料であるケシの栽培をしている農家などもあるそうなので、いずれにせよ苦労の多いお土地柄だと思います。
<→花奈江さん>
結構標高の高いところだったので特に水は死活問題なんだと思います。同じ山でも日本のようにどこにでも沢や湧水が溢れているというわけではないようで、こんな装置も雨季だから良いものの、乾季になったら本当にどうしているんでしょうね。それこそ片道何時間もかけて麓まで汲みにいっているのかも。
<→一花さん>
全国で隈なく蛇口をひねれば水が勢いよく飛び出す我が日本でも、昔は山の上の水の不便な集落ほど、これと似たような風景はたくさん見られたのかも知れませんね。
<→密原さん>
ヒマラヤの絶景などより、こんなことにばかり目が行ってしまう私です。ご飯のあとすぐに眠くなるのは糖尿の兆候の一つらしいです。まぁ、日本人の大半は予備軍と言われている時代ですから…、アッ!掃除始めないと💦
<→たやすさん>
確かに言われてみれば無駄に長いような気がしますね。試行錯誤の末、この長さにたどり着いたのか?それともパイプを切るのが面倒くさかったのか?
<→名波さん>
食器洗いもいいですが、高地なので雨が降ると気温も低くなり、濡れたら風邪もひいちゃうし、大変な生活環境ですね。
<→青鷺さん>
日本よりエリアも広く、急峻ではないので、どこでも沢や湧き水にありつけるような環境ではないようです。良質で大量の水があれば『ヒマラヤの天然水』とかあってもおかしくないでしょうからね。
キキさん、名波さん、青鷺さん、他ページにて沢山のペコメありがとうございました。
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