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206. 十人十色
ネパール Nepal 1993(チトワン国立公園 Chitwan National Park)
昨日の予告でチトワン動物公園と書いていましたので、野生動物の登場を期待されていた方がおられましたらごめんなさい🙇!
実際にはゾウの背中にのって野生のサイを見に行ったりと観光三昧だったのですが、動物写真的な収穫はゼロで、こんなのに落ち着いちゃいました。
一つ間違えばハラスメントと解釈されても仕方のないテーマですが、ここは純粋に文化人類学的(?)な見地から作品を堪能していただきたいと思います。
そもそもネパールはヒンドゥー教の国ですから、シヴァリンガ的な男根崇拝が地元の土俗宗教と結びついた結果、うまれたオブジェクトなのかも知れません。
日本もふくめ世界各国にありがちな信仰のタイプの一つなんでしょうけど、小生が知る限り、ここまでバリエーションを表現したオブジェクトもめずらしいのではないかというのが正直な感想です。
これを作った人はきっとタイトルの『十人十色』みたいなコトが言いたかったんですかね?
そうとうな〇×△マニアです!!
ひとつ、ふたつ…と実際に数えてみたら、ホントに十本ありました(笑)
ここまでくれば、さすがにマニアによる美の世界観が伺えますね。
宇宙と交信でもしていそうな雰囲気です!
おしまい
次回の東南アジア編はマレーシアの首都クアラルンプールからです。
※前回のお答えコーナー
<→ルカさん>
以前紹介したお婆さんのように浜に流れ着いた昆布を拾うだけの漁法もあるのですが、基本的に昆布はいまでもすべて竿による人力で採られています。長い竿、使っているとことろ↓に載せておきますので雰囲気だけでも堪能してください。陸から離れたかなり深い場所で採ってます。
<→密原さん>
密原さん、本日は早い時間帯、いや夜中にありがとうございます。これらの作品群は以前〇コンサロンでも個展やらせてもらったものなのでこのシリーズは自信作が続きます。今後もご期待ください。
<→梅さん>
長い竿、一見馬鹿みたいに重そうですが(実際に持つと重いです)、海中では浮力が働くので意外に力は要らんのだと、実際に使用している漁師が言ってました。それよりものぞき込む姿勢で腰をやられる人が多いのが現実のようです。舟に満載の昆布は圧巻そのものですが、欲張り爺さんが昆布積み過ぎて船が沈むとか昔話でありそうですよね。
<→砂たこさん>
さすがは北海道の砂たこさん!昆布にもお詳しい!番屋での作業は九割がた手作業ですね。数ある昆布のなかでも羅臼昆布は特別な工程があるのですが、その辺りは今後少しづつ紹介していこうと思います。千葉の浜辺でハマグリ拾っても密漁扱いの時世です。
🐻の件、知床が世界遺産になったことで🐻天国が誕生→被害拡大というのが現実のようです。イオマンテ復活せねば!
<→花奈江さん>
てこの原理を引き合いに出すとは切れ味の良い解説です👍私は陸に上がってきた昆布を干したりするだけで竿を使って採るわけではございませんが、十年となると、仕事は慣れますが、人間関係のほうがよっぽど疲れます(笑)長い竿を使うと↓の写真のようになります。
<→いでちゃんさん>
『ミンク鯨の背骨』の一節、覚えていてくださりありがとうございます。私にとって赤岩の昆布番屋は写真家としてのライフワークを授かった掛け替えのない大切な場所です。そこでどんな仕事をしてきたのか、今後も折を見て紹介していこうと思いますので、楽しみにしていてください。
なかなか現地でないと見れないレアな画像です。
陸からかなり離れた深い場所なので、望遠レンズで撮影しています。
こんな格好で毎日仕事してたら、そりゃあ腰もおかしくなりますわな(笑)
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