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228. 踏切守り
ベトナム Viet Nam 1998( ハイヴァン峠 Hai Van Pass )
本日は地理的にベトナムを南北に分かつハイヴァン峠近くにある鉄道のとある踏切からの風景をお届けします。
ベトナム国土を南北に貫く国道一号線とそれに並走する鉄道が峠の北側で交差する場所に位置するこの踏切、国の大動脈が…と言いたいところですが、その実態は穏やかな海を見下ろす、『〇ツンとい一軒家』のようなこの佇まい!
職員らしき踏切守りの二人のオッサンの表情をみていてもその緊張感の無さが伺えます。
まぁ、日本のように分刻みで列車が来るわけではないので、悪く言えば暇な、良く言えば牧歌的な職場なのでしょう。
運よく一日に数えるほどしか来ない列車がやって来たので、そのお仕事ぶりを拝見するといたしましょう。
「そろそろ列車や来る時間やから踏切のバーを下ろさんとな!よっこらせ!」
もちろん、電化はされていないので、バーから下がっているヒモをチカラ任せに引っ張り下ろします。
「西側の国では電気のチカラで上げ下げしとるみたいやけど、羨ましい限りやなぁ…って、でもよくよく考えてみると電化したらワシらの仕事無くなってしまうで!!」
まずは牽引するディーゼルカーの到来!撮り鉄が喜びそうな風貌です!
「一日に、コレ10回ぐらいやったら普通におまんま食えるんやから、安月給でも美味しい仕事なんやろうなぁ~。」
「お客様には毎度ご乗車ありがとうございますやな!」
客:「アイツ、写真撮ってるわ!」
「点検も終了!次に列車来るの一時間後かぁ~、やっぱりめっちゃ暇やなぁこの仕事!マジで転職考えようかなぁ。」
一時間後に再び通った客車。
眼下に見える洲のような小さな村ランコーは現在ベトナムを代表するビーチリゾートなっていますが、時代の変化の中、あそこの踏切守りさんたち、あれからどうなったんだろうなぁと、時折心配になる小生でありました。
最後にタダ乗り見つけました!
峠を登る列車が余りに遅いので、飛び乗るのは簡単そうでした!
花奈江さん!これならイケますよ(笑)
おしまい
次回月曜日はモンゴル編です。
※前回のお答えコーナー
<→ルカさん>
ここ外海に面した海岸線なので海風があって心地の良い場所でした。海岸線が入り組んで空気の淀みがちな日本では今一つでしょうが、それでも沖縄辺りにいけばこんな夕涼み普通にしてそうですよね。
<→砂たこさん>
写真もしっかり見ていただいた上に、ミクラスにまで食い付いてくるとはさすが知識の泉、砂たこさんです!ルカさんには軽くスルーされましたが、蒔いた餌でまさか昭和のタコが釣れるとは…(笑)インカのお面までは知りませんでした。
<→梅さん>
この独特の雰囲気が上手く伝わったみたいで嬉しいです!ウチもそうですが海なし県には羨ましい光景です。
<→新城さん>
波の方に眼がいくとは新城さんの慧眼恐るべし!
<→倉橋さん>
スズメではなく何を見つめていたのか自分でも不思議な一枚になりました。13ページ
年輪を感じずにはいられない双子ちゃんです。14ページ
<→花奈江さん>
二枚目の解釈、花奈江さんらしくて…(笑)一度に三人はやはり大変!お母さんの生の声ってやつですね!そうかぁ、お母さん疲れてたのかぁ。
<→いでちゃんさん>
こういうのいでちゃん好きそうだなぁと思ってアップしてみました。してやったり!
<→花果さん>
いでちゃんに最高級の賛辞を贈ってあげてください。
<→蜜原さん>
いま飼っておられる猫ちゃんも長生きしてほしいですねぇ。蜜原さんと一緒にいられる子は絶対幸せ😼です!
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