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237. 要塞跡
香港(Hong Kong)1994
本日の一枚は香港の九龍湾に入るための海峡を見下ろす山頂の要塞跡からです。
ここは魔鬼山という山の山頂部分なんですけど、こちらは大陸側で右側にパーンしていけば四枚目のように香港島が見えてきます。
世界史に少し詳しい人であればこの要塞を大英帝国が造ったであろうことは大体察しがつくことでしょう。
最初にも書きましたが、この眼下の海峡が香港の九龍湾へ侵入するための一つの出入り口にあたるため、この山頂部分に砲台を築き海峡を通行する船を監視していたのでしょう。
かつての植民地時代に、この海峡を通って大陸の富や資源が無限に掠め取られていったという歴史を鑑みれば、現在中国からの圧力で混迷を極めている香港ではありますが、「そもそも、こういうグダグダの原因を造ったのって、大英帝国さんじゃないの?」言いたくなるのは小生だけではないと思うのですが、皆さんはいかがなものでしょう?
かつて海峡に睨みをきかせていたはずの砲台はすべて取り外され、いまは兵どもどもがなんとやら…といった風情です。
日本の城の火縄銃を打つ窓のようですが、このコンクリート壁の窓から海峡を行き来する船を監視していたんでしょうね。
実際に船を撃ったり、撃ち沈めたりしたしたことはあったのでしょうか?
眼下にみえるのは香港島。
よく見ると着陸態勢に入った旅客機も見えてます。
現在は地元の人々や観光客の軽いハイキングコースになっているようでした。
近くには海を見下ろす巨大な墓地などもあって、香港の狭い土地事情が垣間見えました。
おしまい
次回金曜日のインドシナ半島編はラオスの洞穴寺院からです。
※前回のお答えコーナー
<→ルカさん>
鳥目のネパール人はいないのでしょうか!?これは良い質問かも知れません。
今度行きつけのカレー屋にいったら聞いてみようと思います。日本にある大半のインドカレー屋さん🍛実はそのはとんどがインド人ではなくネパール人の経営だそうですよ。
<→梅さん>
モンゴル人のイーグルアイ👀と同じで、日常の環境が夜目を育てるのかもしれませんね。迷惑なフラッシュ📸✨だったでしょうが、お陰で良い笑顔つかまえることができました。
<→砂たこさん>
そう、彼らには星の灯でも充分なのかも知れません。砂たこさんの緻密な頭脳と観察眼、元天文部員と聞いて妙に納得してしまいました。私も眼と耳はもうポンコツです。二枚目のオッサンS、キャッチしていただいてありがとうございました。
<→倉橋さん>
テロとかがはびこった時代もあって、今はどうなんだか?34ページ
何だか社会科見学をしているような感じでした。35ページ
可能ならまたモンゴルへ行って写真を差し上げたい気分です。36ページ
恐らくはミャンマーの発展の過程で失われた風景だと思います。37ページ
奈良の東大寺二月堂は奈良時代創建の寺院です。38ページ
<→花奈江さん>
日本でも震災後LED電球が普及して夜間でも刺すような明るさになり穏やかな風景が激変しましたが、こういう地域でもその種の味気ない変化が進行中なんでしょうかね。良い事なのか何なのか…難しいところです。
<→花果さん>
昔日本の電力会社のCMで「灯の無い国ネパールに電気がやってきた!」みたいなあざとい宣伝があったんですが、旅した当時でも夜はロウソクやランプが庶民の当たり前の日常だったんでしょうね。
<→蜜原さん>
あまり記憶がなくてうろ覚えなんですが、多分芸能や文化的には限りなくインドに近いといいますか、従属していたのではないかと思います。気分が悪い表現ではありますが…。
<→いでちゃんさん>
考えてみたら相当迷惑なことしてたと思うんですけど💦親切に受け入れていただけました。中国とインドといいうクセの強い二大大国に挟まれて、ネパール人って本当に控えめな民族なんだと思います。
<→たやすさん>
もう、たやすさんはフリーで写真使ってください。事後報告でオッケーです(笑)
<→キキさん>
動物園って結構物語に満ち溢れているので、旅の先々でとりあえず行っていました。131ページ
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