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灰色の星に命の歌は聴こえない
いつから
ねぇいつから
僕達は知らないんだ
この星の在った時を
生まれてくる時を
痛みがあるのが人間だけのように
被害者は人間だけのように
なんて哀れで醜くて
卑しくて可哀想な生き物
光が届かない星の眠り
けたたましく叩き起す爆音は星の欠片
ほら、ねぇ、逢いに来たんだよ
ぶつかって
砕け散って
バラバラで
生き物は呼吸をやめて
声は聞こえなくなった
灰色の星に、命の歌は聴こえない
愛を伝える言葉もなく
子を愛しむ母もいない
あぁ、哀れな生き物
風は行き
荒れ狂う大気と海は
何も変わらない
変えるくせに変わらないことを望む
生きていたい
生きていたい
死にたくない
死にたくない
そう叫ぶのに
なんて哀れな生き物
自ら進む滅びの道
灰色の星に、命の歌は聴こえない。
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