日々日和

生きるのは一瞬の光

生きる意味なんて、わからないから生きていることを無意味だと思うのか、わからないから探しながら生きるのか。

痛くて逃げたくてどこにも行けなくて、体内に溜まったウサを毒気を吐き出すように、
火を噴くように、星さえ見えない空の下で煙草に火をつけ、深く深く吸い込めば、一瞬、くらりとした感覚のあと、緩やかに鈍い麻痺感が訪れる。

逃れられないのに。

何も変わりやしないのに。

命は愛しむもの、という当たり前の定義。
自分も他人も、命は愛しむもの。

ではその定義とは？

命あることを実感する瞬間
怒り悲しみ憎しみ幸福愛情
心あるが故に抱く

知らない感情を知るには相対する感情を知らなかったらわからない。

生産性のない、ただ臆病な感情で逃げない。

痛かったなら、傷まないように、傷みを与えないように、傷む人がいるなら共に痛むことができるように。

日が昇り暑さの中で生きて、
終わりを告げる強い夕立は
きらきらとしたら、雫を残す。

そんな生き方もいいんじゃないかって。