episode245

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「んっ……ズルいよ……」 僕を操るのは簡単だ。 ただ快楽だけを与え続ければいい。 「ズルい?あいつの内臓に文句を言いな」 征司はジャケットから袖を抜き己のシャツをはだけて言った。 そうして胸元まで下った熱い舌が——。 「んやぁぁっ……!」 貪るように僕の小さな突起を捕まえる。 「安ホテルだ。声が聞こえるぞ」 「んあっ……」 征司は自分の指を僕に噛ませそれでも弱いところを攻め続けた。 「もっ……ダメ……」 身をよじる度、まだ体に引っかかっているシャツが破れそうで怖い。 「女みたいに立たせておいて——何がダメなんだよ?」 「そんなこと……言っちゃイヤです……」 見下すように笑われると、恥ずかしながら僕の身体はより熱を持って小刻みに震えた。 「背中反らしやがって。ほら、こっちも同じようにしてやるから胸突き出してろ」 「や……ぁっ……!」 強引に両手首を抑え込まれると、まるで犯される処女みたいな声が出てしまう。 「言ったろ——今日は全身リップサービスしてやるからって」 根っからサディストの耳には心地よく響いたに違いない。 征司はより一層舌先を固くして、さくらんぼを摘む蛇のように僕の突起を転がした。
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