泣くしかないのだ

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ああ……今日も退屈だ。 なぜ毎日毎日こんな思いをしなければならないのか。 毎日毎日排泄物を漏らし美味しくもない食事で栄養を摂る。そして寝る。まるで猫だ、いや猫でも遊んだりするだろう。 ご飯の味が薄いんだよ、もっといいもの食べたい。 それでも目の前にいる女はいつも同じような美味しくないものを俺に与える。 そしてその後はいつも子守唄を聞かされる。もううんざりなのだ。そんな事しなくても寝る。 ああ今日もその歌がうるさい。もうこっちは眠いのだ。 俺は大声で泣いた。
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