言の葉の川

3/12
前へ
/12ページ
次へ
男の子が僕の口にサラサラと川の言葉を流してく。 それは、僕の口の中ですっと溶けるラムネのような味がした。 そしてそれは僕には甘ったるく感じられた。 甘ったるさはどんどん増し悶えるように胸が苦しくなった まさに地獄だ 男の子が僕の口に全て入れきった時、 僕は走馬灯のようにある思い出が頭に回った。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加