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「へっぶしいいいいいい」
ちなみにレイガは風邪には弱かったりする。
1人の女の子と1人の男の子がレイガを救ってくれた。
とはいえ、ボロボロの家ばかりが立ち並ぶ村であった。
大勢の人々を見ると誰しもがガリガリであった。
女の子と男の子もガリガリであった。
一方でレイガはガリガリではなかった。
周りの人々は物欲しそうにこちらを見ている。
恐らくレイガの10本の剣を見ているのだろう。
あれをどこかに売れば高値で売れるとか考えているのだろうけど。
そんな事したら首が飛ぶ。
それだけの無慈悲さは備えているつもりのレイガであった。
「兄ちゃん、川に流されて、どしたのさ」
「兄ちゃん、イケイケのメンツだから流されてたんだろ」
男の子、女の子はふらふらと歩いている。
家に案内してくれた2人は家の中で眠り続けている女性に声をかける。
「おっか、すごい人が流れて来たんだ」
「おっか、早く起きてくれよ、じゃないと」
2人の子供が悲しんでいる。
それをレイガは見ていると、見ていられなくなった。
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