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先端を押し潰され、ドロドロになっているのが自分でもわかる。
拘束された手首がもどかしく、身体をよじると今度はパンツの後ろ半分だけを引き降ろされ、蕾にハルの濡れた指先が触れた。
「熱くなってヒクヒクしてる、省吾も興奮してるんだね」
嬉しそうに微笑むと優しく指を滑らせ、皺の一本一本を引き伸ばすように、孔の周りを優しく揉みこんでいく。
「ハ、ル……も、マジで」
脱がせて欲しいと腰を浮かせて揺らしても、聞き入れて貰えない。
指はつぷりと孔の中へと入り込み、慣れた手つきで内壁を押し広げていく。
「は……あ、あ」
手首は縛られ、下着は中途半端に引き下ろされたまま脚を広げられ、情けない恰好が恥ずかしすぎてぎゅっと両目を瞑れば、耳元で好きだと囁かれ、全身に痺れが走る。唇にハルの唇が重なり、隙間から舌が入り込んできた。口内を弄られ、唾液が溢れる。
「んっ、んっ……」
溢れた唾液が顎から首へと伝っていく。夢中で舌を絡み合わせているうちに、気づけばハルの指は三本に増えていて、俺の中でバラバラに暴れ始めた。前立腺を責められ、声を上げたくても口は塞がれたままで、唾液ばかりが溢れて流れ落ちていく。ハルのもう片方の手は水音をたてながら俺のものを下着越しに扱き始め、もうどこへ意識を向けたら良いのかわからない。ハルの手で、口で、自分の身体はどこまでも乱れていく。
「ハルっ、ハル……」
「省吾、どっちもグチャグチャだよ……可愛い」
やっぱり買って良かったなあと微笑んでいる。もういい、何でもいい。
「も、やだ……脱ぎたい、邪魔……」
「まだ駄目」
いつまでだよと睨んで見ても、ハルには何の効果もない。いやむしろ喜んでいる。完全にスイッチが入った表情だ。
後孔から指が引き抜かれ、今度は硬く熱をもったハルの屹立があてがわれた。
「待っ、こんな格好で」
言うより先に押し開かれた入口は、それをぎゅうと締め付けながら、更に奥へと招き入れてしまう。
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