35人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
魔王
ヘレシー・デモニック
「ねえ、その時…いつもとは
違うところにいかなかった?」
俺
神宝 白雪
(シンホウシラユキ)
「そういえば、いつもは通らない
交差点を通った…」
ヘレシーの腕が俺の肩に回されて
毛布で体を包まれた…
魔王
ヘレシー・デモニック
「そこ通ったときに…
余計なこと、考えなかった?
どこか違うところにいきたぁいとか…っ」
俺
神宝 白雪
(シンホウシラユキ)
「あ…もう、仕事辞めて
どっか違うところに移り住みてぇ
田舎でも良いなぁ…って…考えた!」
ヘレシーに片手で髪をすかれる…
魔王
ヘレシー・デモニック
「それだわ、あなたの願いが
こういう形で届いたのよ…
その、こうさてん?ていうの
そこがここへの入り口になったわけね…」
俺
神宝 白雪
(シンホウシラユキ)
「俺…帰れるのかな、元の世界に…」
俺はヘレシーの肩に頭をもたれた。
最初のコメントを投稿しよう!