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魔王
ヘレシー・デモニック
「大丈夫よ、あーたなら…
あーたはあたくしのハートを
もう半分つかんでるんですもの♪
ああ!そう言えば
お名前、聞いてなかったわね…
教えてくださるかしら?」
そう言えば、名乗ってなかったな…
俺
神宝 白雪
(シンホウシラユキ)
「お、俺は…神宝 白雪っていうんだ…」
魔王
ヘレシー・デモニック
「しんほう しらゆき?
んまあ!なんて、素敵なお名前なのかしら!
お肌も名前通りの白さだものね♪」
俺はもともと…
俺
神宝 白雪
(シンホウシラユキ)
「な、なあ…ヘレシー、俺は
もともと黒髪黒目だったんだ。
でも、気づいたら白髪赤目だった
どうして色素が
落ちてしまったんだろう…」
ヘレシーは俺に抱きついたまま
少し、考えるような仕草をする…
魔王
ヘレシー・デモニック
「多分…こっちに来た時の
副作用だと思うわ…
たまに自分が誰だか分からない状態で
転移してくる人もいるし…
白雪くん、向こうの…というか
人間界っていうの?
そこにいた時の記憶はある…?」
俺は頷いた…
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