ウソ告

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ウソ告

木内さんに告白して、2日後、同じクラスの原田と話す。原田は、俺を尊敬しているらしく、いつも俺についてくる。髪を切った時1番最初に気づいてくれるのは、原田だった。原田が言う「なんか変わったっすね」やはり原田には気づかれるか、しょうがない、木内さんに告白したことを言うか。いや、ウソ告をしたことにしよう!そうして俺は原田に言う「木内さんにウソ告したら付き合うことになったんだよ」原田はこれまで見たことない顔で言う「それひどくないすか?」意外な答えだった。「まぁ頑張ってください」そう言って原田は去っていった。今度会った時はちゃんと本当の事を言おう... 次の日 昨日、嘘ついたことを原田に話そう。原田に話しかける。「実は昨日、ウソ告したって言ったけど、本当に告白したんだよね」原田が驚いた顔で言う「それなら最初からそう言ってくださいよー」「ごめん原田、あとちょっと思いついたことがあるんだけど」原田は真剣な顔で聞く「いろんな人の好きな人奪っちゃおっかなーって思って」原田は驚いた顔で言う「いつからそんな馬鹿になったんですか❗️でも少し面白いかもしれないですねー、でもそれ、浮気じゃないすか!早すぎでしょ!浮気に早いも遅いもないですけど」 俺が真面目な顔で言う「でも効率的にいいんだ、最初は友部に勝ちたかったけど、みんなにも勝ちたくなってきたんだ、だからそもそもみんなの好きな人を奪っちゃえば勝てるってわけよ」原田が笑いながら言う「面白そうですね、結末を楽しみにしてますよ、バイバイ」 家に帰って考える。まず最初の標的は誰にしようか、松永が好きな、赤津にしようと思う。標的が決まったら俺はニヤリと口角をあげる。
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