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「やっぱり、私たちの舞台のテーマは愛で行きましょう!」
力強い涼子部長の言葉に、一同力強い眼差しでうなづいた。
その瞬間、元のラーメン屋に戻った。
「あれ? 何? 夢?」
「望月先生!」
「戻って来たと言うことは、答えが出たと言うことね」
「望月先生、あの変な世界のこと知ってるの?」
「知っているのは、ここの店主なんじゃないかしら」
ニヤリと笑って、店主を見る。
その言葉に、ラーメン屋の店主に注目が集まる。
新聞に目を落としていた店主は、仕方ないと思う気持ちを動かす。
「今回のメンバーはこんなに早く帰って来るとはな」
「いったい、おっさんは何者?」
邪美は容赦なく質問をする。
「まぁ、焦るなよ、お姉ちゃん」
「いやいや、焦るでしょ!?」
「そうだよ、変なとこ連れて行かれて、ラーメン食べ損ねてるし」
「ラーメンを食べていては話ができん。ちょっとの間ラーメンは我慢してもらおう」
「えー! せめて、おやつにチャーシューだけでもサービスして」
邪美が愛玩すると、仕方ないと言わんばかりに、チャーシューが差し出された。
「おっさん、意外と優しい。結構好きだわ」
満足そうにチャーシューを頬張っていると、店主はゆっくりと話出した。
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