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4、笑わない学院会長様!!(4)
「心音、手を後ろに組もうか?」
そう言われて心音が素直に言われた通りに組めばそのまま後ろに回ると大学の制服のネクタイを外す音が聞こえた。
しゅるりしゅるりと音が聞こえ続いて手首にまかれる何かに嫌がれば
「暴れないの、心音、いい子だから、大人しくしろよ」
その優しい声で耳元で話されれば蕩けそうな甘々ボイスに抵抗が緩めば今のうちにっと作業が進められる。
うっとりと、していた心音を見つめ現実に戻す為に首筋を軽く甘噛みされた。
鋭い痛みに悲鳴を上げ嫌がれば
「お仕置きらしくなって来たね、では、そのまま、横に成れるかな?」
そう言われて心音の頭に悪さをした犬や猫に躾ける家族の動画を思い出して身震いした。
痛みや叱って大人しくさせて、悪い事をしていると認識させるもの……。
しかし、それは、人に対して行う事ではないはずだ。
心音が理人に
「許して、理人先輩……反省したから、見逃して」
そう言われても理人が閉めたネクタイをほどく事は無い。
理人は心音に
「初日だからね、トラウマlevelの事をする気は無いよ、ただ、ロードクラスに逆らってはダメって、再認識させるだけ」
その声はかなり事務的で、まるで、作業の様に事を運んで行く。
嫌がり暴れる心音の体を押さえつけ
「あまり暴れたら、ダメだろう、心音、俺を本気にさせるなよ、この後、甘えさせれなくなるだろう? 」
そう言われてピタリっと心音の嫌がるそぶりが止まれば
「いい子、俺のご機嫌取りだけを、今は、考えていろよ、良いな?」
そう言われて心音が涙ながらに頷いた。
「ほら、力を抜けって」
そう言いながら心音の体が力む度安心させる様に体を撫でる。
その度気持ちが落ち着けば心音の足の間に座ると両足を両肩に片方ずつ乗せた。
「や、やぁだ……汚いです、お願いよ、先輩、見ないで」
小声でそう呟けば心音に微笑む。
「汚い? っと、誰が決めた? 心音のここはこんなにも綺麗だよ、そんなにみられるのが恥ずかしいのなら、回数を減らそうな?」
っと、優しく諭されて心音が何度も頷いた。
眺められて恥じらいに頬を赤めると
「さて、この後どうするかな? もう少し、虐めても良いが……」
そう言いながら心音の表情を覗き込む。
心音のその頬にキスをしながら
「どうされたいのか、本人に聞こうか? 心音、どんな目にあいたい?」
そう言われて心音が俯くと
「なら、飛び切りハードな事をするぞ、言いなさい、されたい事は何? どうせお前の事だ、自宅で風呂上りとかに俺を考えながら一人で弄っていたんじゃないのか?」
そう問われて心音が俯いた。
「図星かよ? なら、普段、どう弄っているのか聞こうかな? 俺が追記体験させてやる」
そう言われて心音が恥ずかしそうに
「な、中を指で刺激とか……後は、その先輩にお仕置きされている想像を」
そう言われて心音が頬を赤らめる中、理人が急に不機嫌な顔をした。
「他には?」
そう促されて心音が戸惑えば
「本来なら、専属だからってお持ち帰りする必要はないんだけど……外に置いておけないな? 良いだろう、気絶させて家の地下でゆっくりとお説教だな」
そう言われて頃音が悲鳴を上げた。
「先輩をおかずに使うなんて、なんて奴だ、金輪際、妄想は禁止、それと、一人でやんのも、ダメね」
そう言われて心音が戸惑いながら
「そんな、おかしくなる、やだー」
そう叫べば理人が
「なら、管理してやろうか? 俺をおかずになんて考えが出ぬよう、本物と幻想の違いを夜な夜なその不埒な体に刻み込んでやるよ」
そう言われて心音が慌てて起き上がろうとするが理人に体を押さえつけられて逃げる事が出来ない。
「ぜ、全部、嘘です、してません、妄想プレイとか、1人で弄ったりとかは……」
そう泣き叫んでから心音が青ざめた。
『どうしよう、大好きな憧れている先輩があんなに怒るからついつい嘘を』
そう思えば理人と目が合った。
きっと視線を逸らせば嘘がばれてしまうだろう……。
すると、理人がにんまりとした笑み送った。
「あ、あの、白鴎先輩?」
恐る恐る問いかければ理人が心音の耳元で悪魔の様に冷たく囁く。
「ご馳走様、心音、お前、嘘つくの下手だろう?」
そう問われて心音がたじたじな表情で理人を見つめていた。
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