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6、白鴎邸で(1)
先程気絶する瞬間に、心音は何かを聞いた気がしていた。
しかし何故か、思い出せない。
そしてなんといっても落ち着きがない。
それもその筈である……。
心音は今豪華なベットの中に居る。
ベットシーツに包まうっと言うのも実に初めての体験で戸惑っていた。
そわそわっと落ち着きなさそうに心音がしていれば扉が開き歩いて理人が入って来た。
「どうした落ち着きがなさそうだけど? 相当気絶する前のお仕置きが過激すぎたかな? 大丈夫、今は何もしないよ、では、心音、ちょっとルールを決めようか?」
そう言われ心音が戸惑った、
「俺がしなさいっと言った命令は、どんな事があっても従ってもらう、例え今日はもう抱かれたから、疲れたから嫌がったとしても、俺が抱かせろっと言ったらその体を差し出すこと……」
そう言われて心音は嫌々っと首を振った。
「次に、俺の言いつけがどうしても守れない場合……」
そう言われて心音が戸惑った。
「その場合は、逆らった回数分、夜の時間に罰を与える」
心音は戸惑った。
「では、心音、ご飯にしようか?」
そう言われて心音の元に来る大量の料理に……。
心音は思わず歓声を上げた。
次に、理人が取り出したのは卵型の何かで……心音に
「さて、心音、お仕置きはもうしないよ……ただ、少しだけ気に入らない事があるので、その清算が先だな?」
心音も困る。
まるで、餌を目の前にした子犬の気分だった。
心音が理人に
「まだ? まだ……食べちゃダメ?」
そう何度せかしても、肝心の理人はどうぞっとか、良いよっとは言って来ない……それどころか心音の体をふんわりと抱き上げると
「今は、お仕置きの途中だろう? まだ、ダメだよ」
そう楽しそうに本当に楽しそうに言ってくる。
「酷いよー、白鴎先輩の意地悪」
ムスッとしながら目の前のキラキラしたご馳走に手を伸ばす、
一つぐらいなら……。
そう思えばいきなりパシンっと言う音と共に手が痛み始めた。
心音が涙を流しその手を引っ込めると
「悪い子、まだ、いいと言って無いだろう? お預けだよ、心音」
そう言われてぽろぽろっと涙を流して動いた理人の手元を見た。
そこには、細くしなる鞭が握られていて心音が
「もう我慢できないよ……理人!!!」
そう言って理人はその様子に苦笑すると
「先輩を呼び捨てで呼ぶしな、まぁいいか……こら、まだ食べるな! 心音!!!」
そう怒られてはいたが心音はもう我慢の限界らしく、気づけば食事を始めたので注意はしても心音を怒鳴ったりしない所を見ると心音もほっとした様な顔でご飯を頬張っている。
そしてあまりに詰め込み過ぎたせいかのどに詰まったのか苦しそうにもがき始めたので……。
慌てて、理人が水を口移しで渡し始めたので流れゆく意識の中で心音は幸せそうに微笑んでいた。
深夜、心音を理人のベットに寝かせて頭を撫でると理人に甘えてきたので理人が抱きしめると
「愛しているよ、心音、だから、俺を嫌いに成らないで……お前の前では強がってはいるが、俺は案外弱いんだぞ」
そう言いながら頭を撫で続けていた。
それにしても、心音があまりに幸せそうに寝ている為、少し弄りたくなってくる。
理人が微笑み心音のスカートの中に手を入れると下着をずらした。
「あっ、うんんん」
小さな声を上げても理人は笑みを浮かべてからそっと、ちゅっぶっと中を押し開き指を挿入して行く。
そのまま逃げれぬよう、途中から体を密着させてから片足を開かさせてその足に方足を絡ませる。
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