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青空に嘘を隠して踏み切りの向こうに夏の雲育ちゆく また明日 別れて君は海までの砂が混じった歩道を選ぶ 潮風に遊ぶ毛先の先までが青春だった知る術もなく 海べりの暮れゆくなかで工場の首長竜は群れを知らない 灯台を持たぬ人らは帰路につき不味いスープの温さを誉めず 夏雲を切り取り並べ裏返しラピュタは無いよどこにも無いと 夕立の前の心は背徳の味を覚えた頃に似て、蜜 言葉などなんの役にもたたないとわざわざ言いたくなるそして言う いまだけの暴力的な一かけら今年こそ身にふりかかれ夏 音だけの花火を笑い抱き合って夏というならこれで足りてた
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