魔界日誌

プロローグ

ここは魔界。
毎日、拷問・暴虐等の悲惨な日常が繰り返されている。

魔界には横暴な魔王が君臨していた。
定期的に「ゆうしゃ」と名乗る人間が戦いを挑みに来るのだが、毎回どの「ゆうしゃ」も指先一つで排除されるほど、力の差は歴然であった。

「クックック、か弱い人間よ！我に勝てるはずもあるまい！」

「くっ！殺せ！」

「貴様に指図される筋合いもない、さて、どうしてやろうか…」

「ぐあぁあああ！！！」

この話はそんな魔王の
――陰惨を極めた日誌である。