いわゆる腐女子というわけではなく。

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いわゆる腐女子というわけではなく。

BL(ボーイズラブ)。漫画や小説にのジャンルにおいて所謂(いわゆる)男性同士の恋愛もの。 このジャンルを好む女性の方を「腐女子(ふじょし)」と一般的にいわれておりますね。 では私古城は腐女子なのか?と聞かれますと、特にそうではありません。 かといって毛嫌っているということもなく、「自分からは読まないが、人に現物を渡されたら読む」方です。 経験としましては高校時代の友人が商業のとあるBL小説を熱烈に語り推していて、勢いでそのまま借りて読んだのが記憶の限りでは初めてBL作品に触れた思い出になります。 なんでしたかね、タイトル。画家と警察官が出ていたような……。 抵抗なくスラスラ読んではいたので「あ、私こういうの偏見ないんだろうな」と自分を知りました。 その後社会人となり、同期から漫画を借りて感想を言ったりしていましたが、少しだけ嫌な気持ちになった出来事がありました。 当時「テニスの王子様」や「黒子のバスケ」にハマっていたのですが、    「推し誰?へえ、幸村君なんだ。明ちゃんの中では幸村君て受け?攻め?」 とさも当然のように聞いてきました。 二次創作が嫌いというわけではありませんが、あくまでその人の解釈なんだな、という気持ちで読んでいただけなので、私自身、推しが受けとか攻めとか考えたこともありませんでした。推しは推しです。作者の解釈する推しの今後を見守るのが好きな後方面(こうほうづら)をするのが性に合っています。 だから同期の質問には答えられませんでしたが、何かにつけて「で、幸村君はどっち?」という質問には押しつけがましさすら感じて嫌気がさしていました。 BLに限ったことではありませんが、自分が解釈しがちだからといって、他人に同じ価値観を押しつけるのはよくないなと学びました。 自分もやりがちです。気をつけます。
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