姫乃はゆずとお風呂に入りたい!

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 ゆずにお友達がいない事も心配であったが、今の姫乃にとってはそれ以上に悩むべき問題があったのである。それは、ゆずからあれだけ自分の裸を想像するなと言われていたのに、ゆずの看病で毎日ゆずの裸を見てしまった為に、毎日の様に目を閉じるとゆずの綺麗な裸が脳裏に映し出されてしまい、何とかしてもう一度と言うか出きる事なら毎日でもゆずの裸を見たいと思ってしまったのである。  その為には、何とかしてゆずとお風呂に入る必要があるのだが相手はあのゆずさんである。  そう簡単に一緒にお風呂に入ってくれる筈がない。どうすれば一緒にお風呂に入ってくれるだろうとそればかりを考えていて、そろそろテストが近いというのにも関わらず授業を一切聞いていなかった。  そんな姫乃を横目で見ながら、あの娘また授業聞いていないけどテスト大丈夫なのとゆずは妹を心配していた。  自分の妹になった女の子が、留年するなんてまっぴらごめんである。あるのだが、姫乃が家で勉強をしている姿を見た事がないのでさすがに、授業位は真面目に受けなさいよと心配してしまう。
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