姫乃はゆずとお風呂に入りたい!

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 ゆずは、姫乃が裏口入学なのではと、このご時世にありそうだけど、多分ないよねと思う事を考えてつい姫乃に聞いてしまう。  「姫乃、あんた裏口入学したの?」  「突然何を言うの?」  だって、あんたの学力で入れる様な高校じゃないしと、ゆずはハッキリとお金でも積んだの?または、身体でも売ったのと酷い事を姫乃に言う。  「どっちもしてないから!」  「なら奇跡でも起きたのね」  「そこまで言わなくても、ただ繰り上げ合格だけど」  運良く、姫乃は他の生徒が入学を辞退したので繰り上げ合格出来たのだと答える。  「どうして、もっと簡単な高校選ばなかったの?」  「そ、それは他に女子高なかったから」  もしかして、女子高に行きたいと言う理由で無謀なチャレンジをしたのかと、ゆずは姫乃ってチャレンジャーだと思う。  「他には受験してたの?」  普通なら、推薦等ではない限り公立と私立を受験するので、姫乃も当然公立と私立を受験したのだろうと思っていた。  「お姉ちゃんは?」  質問を質問で返されてしまったけど、ゆずは正直に答える。  「私は、推薦入学よ」
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